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ACLに向けて好調の柏DF陣、近藤「守備は手応え感じてきた」

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[8.17 J1第21節 柏0-0仙台 柏]

 不敗記録を「7」にのばした(3勝4分)柏レイソルにおいて、手応えを口にしていたのは守備陣だ。前節の大分戦(0-0)に続いての無失点。2試合連続リーグ無失点は、リーグ制覇をはたした11年以来約2年ぶりとなる。

「いままで結構失点をしていたので。ここ2試合ゼロで抑えられて、ACLに向けて守備は手応えを感じてきた」。柏の守備の要であるセンターバックの近藤直也が言えば、相方のセンターバック鈴木大輔も「辛抱強くできた」と胸を張った。

 11本のシュートを浴びるも、身を挺して仙台の攻撃をしのいだ近藤は、「相手がカウンター狙いの戦い方だったので、うちがリスクマネージメントをしっかりすればよかった」と仙台への対策を語った。

 失点がかさんでいた柏だが、リーグ後半戦に入ってからは4試合で2失点と改善の兆しが見えてきた。「レアンドロ(・ドミンゲス)とか、ジョルジ(・ワグネル)にも練習で(守備の)要求をしているので。少しずつ理解できていると思う。前からずれてボランチが前に行くとバイタルのところが空く場面が増えてくるので、そこをタニ(大谷)とかが上手くコントロールできているときは良い守備になっている」と、近藤は守備で良くなっている点を明かした。鈴木も「前線から1人1人さぼらなくなってきた。(シーズン)最初の頃はできていなかった」と言うように、センターバックだけでなくチーム全体での連動した守備が、失点を減らせている要因になっている。実際、この試合でも高い位置でボールを奪う場面が多かった。

 次戦のACL準々決勝アルシャバブ戦、柏は第1戦をホームで戦う。アウェーゴールを与えず、無失点に抑えることが敵地での第2戦を有利に進められる条件となる。そのためには、連戦とはいえ、相手を上回る運動量が必要となるだろう。運命の準々決勝第1戦は、21日19時キックオフだ。

(取材・文 奥山典幸)

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