「Youth star voice」特別編。第189回

　ナイキジャパンは22日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のジャパンファイナル2日目を行い、初日の1次選考を突破した26名が参加。午前中に7対7などを行った後、午後には埼玉スタジアム2002でファイナルマッチを実施し、国内スカウトを統括する風間八宏川崎フロンターレ監督と内藤清志筑波大ヘッドコーチ、小林大輔筑波大コーチの各選考委員からの評価を勝ち取ったFW木下稜介(滝川二高)とDF冨澤右京(桐蔭学園高)、MF山之内優貴(鹿児島実高)の3選手が、8月19日から26日までスペイン・バルセロナで開催される「グローバル・ファイナル」進出を決めた。

以下、FW木下稜介(滝川二高)のジャパンファイナル終了後のコメント
―今の気持ちは
「嬉しいです」

―きょうはどんな心構えで臨んだ?
「セレクションなんで、目立たな、人と違うことをせんとアカンと。自分の持ち味を出そうと思っていました」

―きょうはハットトリックだったが
「気持ちよかったです」

―人に負けない自分の武器は何?
「ドリブル、シュートです」

―逆に自分に足りない部分は?
「ずっと言われているんですけれど、オフ・ザ・ボールの動きがあまりできていなくて、そこですね」

―サッカーを始めたきっかけは?経歴は?
「小学校の時にお兄ちゃんがやっていて。中学校はイルソーレ(小野フットボールクラブ)でやっていました」

―自分はどんな性格
「負けず嫌いですね」

―サッカーを通じて実現したい夢を教えてください
「世界で活躍できる選手になりたいです」

―憧れている選手は
「クリスチャーノ・ロナウドとロビーニョとかです。シザースとかフェイントがめちゃくちゃ上手くて、そういう部分が好きです」

―普段の練習ではどういうところに気をつけている?
「ドリブルとオフ・ザ・ボールのところを意識してやっています」

―グローバル・ファイナルへ向けた意気込みを
「海外の人は強いと思うんですけれど、ドリブルで抜いていきたいです」

―自信は?
「あります」

―海外の選手のイメージは?
「技術はあまりないけれど、フィジカルが強いと思います」

―ボールを離さないぞという点を見せていたが。3点は出来すぎ?
「目立たな、と思っていたので。(3点は)もうちょっとできたと思うんですけど、決めるところを決められたので良かったと思います」

(取材・文　吉田太郎)