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U-23代表のラッキーボーイに、2戦連発の杉本「結果を残し続ける」

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[7.18 国際親善試合(U-23) 日本1-0ベラルーシ ノッティンガム]

 五輪代表のラッキーボーイになりつつある。U-23日本代表FW杉本健勇が11日のニュージーランド戦(1-1)に続く2戦連発弾。15日のJ2鳥取戦を含めれば公式戦3試合連続ゴールとなった。

 0-0で折り返した前半について「ボールは回せているけど、最後のところで仕事ができていないというか、シュートも少なかった」と分析。後半から出場すると、「真ん中で1回起点をつくって、サイドに散らして攻撃をつくっていこうと思った」と、1トップの位置で体を張りながら積極的にゴールを狙った。その言葉どおり、後半6分、9分と立て続けにシュート。そして後半36分、東とのパス交換からPA手前でボールを受けると、右足でゴール右へ流し込み、均衡を破った。

「(雨の影響で)下もスリッピーだったし、シュートは打っていこうというのがあった。始まってすぐに2本ぐらいカウンターからチャンスがあったけど、そこを決め切れなかったので、あのワンチャンスを決められてよかった」

 ニュージーランドとの壮行試合でも後半26分に先制点を決めながら後半ロスタイムに失点し、1-1ドロー。同じ失敗を繰り返すわけにはいかなかった。「1-0になってからどういう戦い方をするか、ピッチで話し合って、うまくできた。そこは今日の収穫。1点取ってからも2点目を取りにいく姿勢が大事だし、今日はニュージーランド戦よりもそういう姿勢があった」。追加点を狙いながら締めるところは締め、1-0の逃げ切り勝利。同代表の無失点は3月14日のアジア最終予選・バーレーン戦(2-0)以来、5試合ぶりとなった。

「後半の方がシュート数も多かった」。試合の流れを変えたプレーに胸を張る杉本は「決めるべきチャンスが多かったし、そこは決めないといけない」と反省しながらも「コンディションはよくなってきているけど、代表ではまだ2点取っただけ。(グループリーグ初戦の)スペイン戦で、本大会で決められるようにしたい」と意気込んだ。

「最初から出たい気持ちはあるし、結果を残し続けていくことが大事」。サプライズ選出のスーパーサブから絶対的なエースへ。21日のメキシコとの五輪前最後の強化試に向け「次のメキシコ戦も結果を残せるようにがんばっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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