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今季未勝利対決はスコアレス、横浜FMは4戦連続無得点

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[4.7 J1第5節 新潟0-0横浜FM 東北電ス]

 16位アルビレックス新潟はホームで14位横浜F・マリノスと対戦し、0-0で引き分けた。ともに今季開幕戦から5戦勝ちなしとなってしまった。また、今季から指揮を執る樋口靖洋監督の解任も取り沙汰されている横浜FMだったが、この日も1点が奪えず。4戦連続無得点での5戦未勝利(3分2敗)と苦しい状況に追いつめられた。

 新潟はDF鈴木大輔が2戦ぶりに先発復帰。4日に行われたナビスコ杯・清水戦で故障から約8か月ぶりに復帰したGK東口順昭も先発出場を果たした。また故障明けのMFミシェウが今季初めてベンチ入りした。一方の横浜FMは、6年ぶりに復帰したDFドゥトラが先発し、2006年11月23日のF東京戦以来、1962日ぶりのJ復帰を果たした。

 互いに決定機が少なく、苦しい立ち上がりとなった。新潟は前半11分、MFアラン・ミネイロのボールにFWブルーノ・ロペスが合わせるが、シュートは枠外。対する横浜FMは前半23分にアクシデント。MF小椋祥平が負傷交代し、代わって富澤清太郎がピッチへ送られた。

 それでも前半34分に横浜FMがようやくチャンスを演出。右サイドからのクロス。MF兵藤慎剛が落としたボールを拾った大黒がゴール正面からシュートを狙うがポスト左へ外れた。終了間際のロスタイムには、PA手前右でFKを獲得。MF中村俊輔の蹴りこんだボールはGK東口に阻まれた。前半を0-0で折り返す。

 後半に入っても互いにゴール前での精度を欠き、得点は生まれない。先に新潟ベンチが動く。FW矢野貴章に代えて、ミシェウを送った。ミシェウが攻撃で起点をつくろうとするが、なかなかボールはつながらない。一方、横浜FMはオーバーラップしたドゥトラが左サイドから放ったシュートはクロスバー上方へ大きく外れた。後半32分には大黒に代えて、FW齋藤学をピッチへ送るが流れを変えることはできない。

 新潟はDF金珍洙のロングスローでチャンスをつくる。左サイドから金のスローイン。ブルーノが落としたボールに、途中出場のFW平井将生が詰めてシュートを放つが枠を外れた。その後も金がロングスロー。ブルーノが頭で合わるが、ヘディングシュートはクロスバーを叩いた。そのまま試合はスコアレスドローで終了した。

 試合後、横浜FMの樋口監督は「ゲームの内容は向上してきただけに、勝ち点3が取りたかった。うちのチームはミドルシュートが少ないですし、ラスト3分の1の場面での工夫をしていきたい」とコメント。内容は向上していると強調していたが、4戦連続無得点で5戦勝ちなしという状況は深刻だ。

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