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GKがまさかのトンネルも…“同級生”松下の決勝点で草津が競り勝つ

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[4.7 J2第7節 富山1-2草津 富山]

 ザスパ草津はアウェーでカターレ富山に2-1で競り勝ち、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。前半38分、MFヘベルチの開幕戦以来となるゴールで先制した草津。後半27分に富山FW明堂和也のヘディングをGK北一真が“トンネル”してしまい、同点に追いつかれたが、2分後にMF松下裕樹のゴールで再び勝ち越した。前節・松本戦(3-0)で今季初勝利を挙げた富山だったが、連勝とはいかなかった。

 一瞬、何が起こったのか分からなかった。草津の1点リードで迎えた後半27分、富山は左サイドからMF吉川拓也がゴール前にロングボールを入れると、途中出場の明堂がDFと競り合いながらヘディング。ボールはGK北の前にこぼれ、難なくキャッチできるかに見えたが、ボールはしゃがみ込みながら抑えようとした北の股間を抜け、ゴールへ転がっていった。明堂にとってはうれしいJリーグ初ゴール。まさかの“珍プレー”で富山が同点に追いついた。

 しかし、気落ちするかに思われた草津イレブンはわずか2分で再びリードを奪う。後半29分、右サイドからFWリンコンとのワンツーで突破した松下がPA内に進入。右足で豪快にネットを揺らした。「(失点は)GKのミスでしたけど、それ以上に何回も止めてくれていたので。僕は(北と)同級生だし、(ゴールできて)良かったです」。そう笑顔で振り返った松下は「今シーズン、まだホームで勝てていないので、次節(15日、愛媛戦)でしっかり勝てるように準備したい」と気を引き締めることも忘れていなかった。

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