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[MOM596]三菱養和SCユースDF原島玄太(3年)_“練習以上”の守りで静学零封

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.22 プレミアリーグEAST第2節 静岡学園高0-1三菱養和SCユース 静岡学園高G]

「まだまだですけどゼロに抑えたことは良かった。前の選手も頑張ってくれた」。三菱養和SCユースCB原島玄太(3年)は控えめに遣り通した大仕事を喜んだ。攻撃力が特長の静岡学園をシュート4本に封じて完封勝利。球際で奮闘し、空中戦でほぼ完勝した3年生CBを、生方修司監督は「きょうの試合では課題の部分が全く出ず、ここで思い切りできたことでチームが締まった。練習よりいいパフォーマンスでした。派手さはないけれど、チームにいろいろプラスになる出来だった」と今後の期待も込めてマン・オブ・ザ・マッチに選出した。

 元々CBだが、昨年1月にボランチへ転向。だが新チーム結成後もポジションを獲得するには至らなかった。ただ3月に怪我人が出た関係でCBに復帰すると、高さと正確なキックを武器に先発のチャンスを獲得。開幕戦の旭川実高戦では相手のクロスをトラップしたところを奪われて失点の要因をつくってしまったが、指揮官が「払拭してくれて堂々とやっていた。引っ張る自信を感じた」と賞賛したこの日は1対1でも相手に食らい突いて突破を許さない。またクロスもシンプルに対応。集中力の高い守りで相手の攻撃を断ち続けて勝ち点3をもたらした。

 プレミアリーグでの活躍を弾みに将来を広げたい。そのために結果にもこだわっていく。「どこも格上ばかり。でも怖れる必要は全くない。自分がディフェンスリーダーとしてしっかりと声を出してやっていく」。この日、“練習以上”のパフォーマンスで完封したCBが、今後もライバルの攻撃陣の前に立ちはだかる。

(取材・文 吉田太郎)
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