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迫るACL決勝・浦和vsアルヒラル… アウェーゴールの扱い、外国人枠など大会規定を総チェック

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第2戦は埼スタ開催

 浦和レッズが3度目のアジア制覇を目指すAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝が、いよいよ明日から始まる。アルヒラルとの決戦を前に、3大会ぶり復活のホーム&アウェー方式など大会レギュレーションを確認しよう。

■決勝の方式

 ACLは準決勝まで東地区と西地区に分かれて行われ、各地区を勝ち抜いた計2クラブが決勝に進出する。過去2大会はコロナ禍の影響で一発勝負となっていたが、2019年大会以来となるホーム&アウェー方式での開催が決まった。ホーム&アウェー方式の決勝は第1戦と第2戦の開催地区を大会ごとに交換しており、今大会は第1戦が西地区・アルヒラルのホーム、第2戦が東地区・浦和のホームで開催される。

 同方式で明暗を分けることも多いアウェーゴール制は、第2戦の後半終了時まで採用される。これは第2戦の後半終了時に2戦合計スコアが同点の場合、アウェーでの得点が多いチームが勝者となるルールだ。アウェーゴール数も並んだ場合は延長戦に進むが、延長戦でのアウェーゴールはカウントされない。つまり第2戦をアウェーで戦うアルヒラルの得点数に関わらず、延長戦も同点の場合はPK戦での決着となる。

 なお、ACLはアウェーゴール制に関して次回大会から採用しないことを発表済み。UEFAチャンピオンズリーグや日本のルヴァンカップなど、世界的な運用に合わせての変更が決まっている。

■出場ルール

 外国人枠は登録無制限、試合のメンバーリスト発表の時だけ「3人+アジア枠1人」となっている。浦和はDFマリウス・ホイブラーテン、DFアレクサンダー・ショルツ、MFダヴィド・モーベルグ、FWブライアン・リンセン、FWアレックス・シャルク、FWホセ・カンテと6名の外国人選手が在籍し、アジア枠の選手はいない。アルヒラルはDFチャン・ヒョンス(アジア枠)、MFグスタボ・クエジャール。MFルシアーノ・ビエット、MFアンドレ・カリージョ、MFミシャエウ、FWムサ・マレガ、FWオディオン・イガロと7名の外国人選手が在籍している。各クラブの外国人選手選考は大きなポイントとなりそうだ。

 出場に関する規定では、累積警告の扱いも気になるところ。大会規定では「準決勝終了時に1枚のみ警告を受けた選手・チームスタッフは、その警告を決勝に持ち越さない」となっているため、累積警告で第2戦が出場停止となる心配はない。もっとも準決勝終了時に2枚の累積警告がある選手・チームスタッフは決勝第1戦が出場停止となるが、両クラブともに対象者はいない。

 決勝はいずれも日本時間29日の26時30分に第1戦、5月6日の18時に第2戦が行われる予定だ。第2戦の会場は埼玉スタジアム2002となっている。

●ACL2022特設ページ

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