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一時同点ヘッド弾の横浜FM宮市亮「ビッグマッチが2つあるので下を向いていられない」

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横浜F・マリノスのFW宮市亮

[9.19 ACLグループG第1節 横浜FM 2-4 仁川U 横浜国]

 完璧なヘディング弾は勝利につながらなかった。横浜F・マリノスのFW宮市亮は1-2で迎えた前半43分、MF吉尾海夏からのCKを頭で合わせて同点ゴール。「正直、僕は囮役だったけど、いいボールが来たので触るだけ」と狙いどおりの形ではなかったようだが、うまく軌道を変えたヘディングシュートをニアポスト脇に沈めた。

 だが、チームは後半にさらに2失点を重ね、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の開幕節を落とした。宮市は「リードする展開のほうがやりやすかった。決められるチャンスがあって、決めておけばリードできる展開だったので、そういうところも国際試合で大事になる」と反省。1-1と追いついた直後の前半19分に決定的シュートをGKに止められた場面を振り返りつつ「そこが今日の敗因だったと思う」と悔やんだ。

 またカウンターで喫した4失点には「相手がやりたいことを完全にやらせてしまったし、やられてしまった」とし、「(カウンターは)ものすごく警戒していて、分析もそこだけだったので、それを上回られた」と指摘。公式戦では直近6試合で1勝しかできていない中、「どの大会も僕らは勝つためにやっている。ACLだからどうとかはない。まだグループリーグなので、これを糧に跳ね返していけるチャンスもあるので、しっかり受け入れて次に向かっていきたい」とACLの戦いぶりを見つめた。

 J1リーグ戦では首位の神戸と勝ち点1差の2位につけており、今週末の24日には敵地での鹿島戦、来週末の29日にはホームで神戸との天王山と大一番が続く。宮市は「この9月はビッグマッチが2つあるので下を向いていられないし、なんとか週末に絶対に勝ち点3を取れるようにチーム一丸となってやっていきたい」と力を込め、「戦術とかいろいろあるけど、ここまで来たらどれだけ勝ちたいか。そういうメンタル的なところになるし、絶対に勝ち点3を取るんだという強い気持ちを持ってカシマに向かいたい」と必勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●ACL2023-24特設ページ
竹内達也
Text by 竹内達也

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