現在、トッテナムに所属するイングランド代表FWジャーメイン・デフォーは、「多くの出場機会を与えられない場合は移籍したい」と語っていた。これを受けて、QPR、アストン・ビラ、サンダーランドが獲得に向けて動き出したと報じている。

　29歳のデフォーは、レギュラーとしてプレーできるクラブに所属したいと希望を語っている。昨シーズンはハリー・レドナップ監督が4-2-3-1を採用したこともあり、プレーする機会を満足には与えられなかった。それでも、17得点を挙げる決定力を見せた。しかし、今シーズン就任したアンドレ・ビラス・ボアス監督は4-3-3の布陣を好むため、定位置をつかむのに苦労している。

「僕がどれだけトッテナムというクラブを好きかは、みんな分かっていることだと思う。僕が、どれだけこのクラブでプレーしたいかということもね」と、ミラー紙に語った。

「でも、昨シーズンは胸が張り裂けるようなシーズンだった。試合に出られるように準備を整えていた。でも、ピッチに立てずにゲームをラインの外から見ることが多かった。クラブのために全力を尽くしたけど、試合には出られなかったんだ。自分の未来について、真剣に考えなければいけない。クラブと話し、これからのことを考えたい。でも、今はトッテナムにとっての最善を尽くすよ」

　新たにFWを獲得しない限り、トッテナムはデフォーを放出しないと予想されている。現在、トッテナムは昨シーズン期限付き移籍で獲得していたFWエマニュエル・アデバヨル、そしてU-23ブラジル代表の一員としてロンドン五輪で銀メダルを獲得したFWレアンドロ・ダミアンの獲得に動いているという。

　今シーズン、元韓国代表のMFパク・チソンやFWアンディ・ジョンソンら、7選手を加えたQPRは、デフォーの獲得に名乗りをあげている。また、アストン・ビラとサンダーランドも得点力不足を解消するために、イングランド代表ストライカーの獲得を目指しているという。