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ダヴィの2ゴールで甲府が横浜FCに逆転勝利

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[8.26 J2第31節 甲府2-1横浜FC 中銀スタ]

 J2は26日に第31節の11試合を各地で行い、首位のヴァンフォーレ甲府は8位の横浜FCと対戦し、FWダヴィの2ゴールの活躍もあり、甲府が2-1で勝利した。前半28分に先制を許した甲府だが、後半開始と同時にFWフェルナンジーニョを投入し、流れを変える。後半7分、同28分にダヴィがゴールを挙げて逆転に成功する。このリードを守った甲府が、3試合ぶりの勝利を挙げるとともに、無敗記録を13に伸ばしている。

 前半は横浜FCが主導権を握った。細かいパス回しを見せながら、機を見てロングボールを最前線のFW田原豊に入れる。前半27分には、CKの流れから横浜FCが先制する。MF武岡優斗の折り返したボールを、DF堀之内聖が丁寧にインサイドで移籍後初ゴールを決めた。

 1点を追う甲府も、前半終了間際にはMF柏好文が高い位置でボールを奪い、DFを引き付けてからMF井澤惇にパスを出した。井澤がゴール前でフリーとなったが、シュートをふかしてしまい、絶好のチャンスを生かせなかった。

 それでも後半開始と同時にFWフェルナンジーニョを入れると、試合の流れが大きく変わる。甲府が横浜FCを押し込む展開になると、後半7分にはダヴィが今シーズン通算21点目のゴールを決めた。中盤の底からMF山本英臣がロングボールを入れると、先に横浜FCの堀之内がボールに追いつく。しかし、これを後ろから奪い返したダヴィが、自ら持ち込みゴールを決めた。このゴールでダヴィは通算22ゴールとし、05年にFWバレーがつくった甲府のシーズン最多記録を更新した。

 その後も、横浜FCゴールを脅かした甲府は、後半28分に左サイドからのパスを受けたMF保坂一成が浮き球を最終ラインの裏に落とす。そこで待ち受けていたダヴィが、躊躇なくシュートを蹴り込み、甲府が逆転した。その後も甲府はダヴィがハーフウェーライン付近からのロングシュートをゴールマウスに飛ばすなど、チャンスをつくり続けた。追加点は挙げられなかったものの、横浜FCに追加点を与えることなく、2-1で勝利を収めた。

試合後、ダヴィは「新たな歴史をつくることができて嬉しいです。ただ、これはチーム、サポーターの力です。目指すのは昇格。今年は最後まで結果を出して、昇格という形で終えたいと思います」と語っている。

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