12日のフランス戦(フランス・パリ)と16日のブラジル戦(ポーランド・ブロツワフ)を控えるザックジャパンの欧州合宿が8日、始まった。

　前日にフランス戦の会場となるパリに入っていた日本代表はこの日午後から練習を開始。気温16度、霧雨の降る肌寒い天候の下、パリ近郊のフランコンビレ県で約1時間半の練習を行った。

　ザッケローニ監督は「冒頭15分間のみ公開」という予定を変更し、全メニューを報道陣に公開。土日に試合を行ったばかりの選手が大半だったため、軽めのメニューながら、10対10のミニゲームを行うなど、精力的に汗を流した。

　8日昼にモスクワからパリ入りしたMF本田圭佑(CSKAモスクワ)は右ふくらはぎ打撲などの影響により、練習場に姿を現さず、宿舎で別メニュー調整だったが、9日の練習から参加予定。DF吉田麻也(サウサンプトン)も移動便の変更により9日の練習から参加することになった。

　なお、DF酒井宏樹(ハノーファー)は当初乗る予定だった便が欠航したため、パリ入りが遅れたものの、練習途中からチームに合流し、最後のミニゲームに参加した。

(取材・文　矢内由美子)