beacon

CL決勝へ決意のミュラー 「3回負ければ永遠に敗者の仲間入りだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バイエルンのMFトーマス・ミュラーが25日の欧州CL決勝・ドルトムント戦に向け、並々ならぬ決意を見せている。

 最近4年間で3度目の決勝進出を果たしたバイエルン。しかし、09-10シーズンはインテルに0-2で敗れ、昨季はチェルシーにPK戦の末、涙をのんだ。クラブの公式サイトによると、21日の全体練習後、ミュラーはGKマヌエル・ノイアーを相手にPKの練習を繰り返したという。「練習しておいて損はない」。昨季のような思いは二度としたくない。その決意が50回、60回と及んだPK練習に表れていた。

「機は熟した。そろそろあれ(ビッグイヤー)を手にしたい」。“3度目の正直”を目指すミュラーは、みたび敗れれば、一生、ビッグイヤーを掲げることはできないと考えている。「3回負ければ、もはや永遠に敗者の仲間入りだ」。自分をそう追い込んでまで、欧州チャンピオンのタイトルを渇望する。

 今季の欧州CLでミュラーはすでに得点ランキング3位タイの8ゴールを挙げ、チーム内では断トツの得点王だ。昨季のチェルシーとの決勝で先制点を決めているミュラーがドルトムント戦でもゴールを決めれば、FWラウル・ゴンサレス、FWサミュエル・エトー、FWリオネル・メッシと並び、異なる2つのCL決勝でゴールを決めた史上4人目の選手となる。

「知ってのとおり、僕はゴールの場所を熟知している」。そう自信を見せるミュラーについて、今季限りで退任するユップ・ハインケス監督も「決勝戦のキーマンとなる」と名指しで指名している。クラブにとって12シーズンぶりとなるビッグイヤーをもたらすことができるか。マティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)は「彼はまさにゴールデンボーイ。キャラからしても、まさにミスター・バイエルンと言える」と、絶大な信頼を寄せていた。


▼関連リンク
欧州CL12-13特集
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP