アジアのクラブ№1を決めるAFCフットサルクラブ選手権が、27日に開幕する。今大会は初めて日本国内で開催され、Fリーグ王者の名古屋オーシャンズが2大会ぶりの優勝を目指す。

　愛知で開催される大会に向けて、名古屋のビクトル・アコスタ監督は「ホームでの開催は、私たちにとってとても強みだと感じています。使い慣れているピッチがあり、時差などもなく、適応期間を考えずに良い状態で試合に臨むことができると思っています。一番の強みは、厳しい状態になった時も多くのサポーターの皆さんが会場に来て、熱い声援が僕たちを後押ししてくれることです」と、コメント。

　また、昨シーズンから続く公式戦無敗記録を更新しているチームの状況についても「オーシャンアリーナカップが終わり、優勝という良い結果を残す事ができました。良い状態で、AFCフットサルクラブ選手権へ臨むことができます。またオーシャンアリーナカップ中に、チームのセットプレーやDF面などのポジティプな部分が見られましたので、開幕までの残り1週間を使ってより良い形に仕上がるよう、練習で最終調整を進めていきたいと思っています」と、自信を見せる。

　アジア王者奪還に向けては、イランのサナイェ・ギティ・パサンがライバルになると見ているようだ。
「ホームではありますが、難しい大会だと感じています。大会で注目されているイランは強豪チームです。まずは、グループステージ突破を目標とし、そこから決勝へ向け一歩ずつステップアップできるよう頑張りたいと思います。ファン・サポーターの皆さん、大会中、是非会場へ足を運んでください。アジア王者を決める非常に厳しい戦いに皆さんの力が必要となります。皆さんの大きな声援を会場で聞きたいので、私たちを後押しするパワーを送ってください」

　グループAに所属する名古屋は、27日にアルサダカ(レバノン)と初戦を行い、28日にタイ・ソンナムFC(ベトナム)、29日に深圳南嶺鉄狼FC(中国)と対戦。すべての試合を本拠地テバ・オーシャンアリーナで戦えるメリットを生かしたい。また、グループリーグで2位以内に入ると、31日の準決勝に駒を進める。大会は9月1日に3位・4位決定戦と決勝を行う。決勝トーナメントは、全試合テバ・オーシャンアリーナで行われる。