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「さすがに見入ってしまった」W杯抽選会を受け香川は…

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MF香川真司は試合後、W杯の組み合わせについても言及した

[12.2 ブンデスリーガ第14節 レバークーゼン1-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは2日、第14節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でレバークーゼンと対戦し、1-1で引き分けた。2試合連続ベンチスタートの香川は0-1の前半44分から途中出場。負傷したMFゴンサロ・カストロに代わってピッチに入った。

 カストロに対する危険なスライディングタックルでDFウェンデウは一発退場。数的優位な状況での投入に「(相手が)10人になった中で入ったので、得点を求めようと。(相手は)一人少ないので、どんどんボールを受けて、細かいスペースの中で打開策を見つけながらボールを呼び込めたらいいなと思った」と積極的にボールに絡み、チャンスを演出した。

 後半28分に同点に追いついたドルトムントだが、その後の猛攻実らず、結果は1-1ドロー。2試合連続の引き分けで7試合勝ちなし(3分4敗)となった。「負けなかったことをプラスに捉えていきたい。次またチャンピオンズ(リーグ)があるので時間はない。しっかり切り替えて、一人ひとりが今日できたこと、課題を含めて整理して、次の試合に臨みたい」。香川はそう言い聞かせるように話した。

 前日1日にはロシアW杯の組み合わせも決まった。「抽選は特に気にしないようにしていたけど、練習が終わってみんなでテレビを見ていたら(抽選会を)やっていたので、さすがに見入ってしまった」。日本はグループリーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する。「僕たちは第4ポットなので、常に相手が格上というのは分かり切ったこと」。抽選結果に一喜一憂することはなかった。

「僕たちは初戦に向けていい準備をするだけ。おそらくこれから周りは過去のデータを含めていろんなことを話し出すと思うけど、僕たちは自分たちのことに集中してやるだけなのかなと。相手が強いのは間違いない。いいドローなのか悪いドローなのか分からないけど、しっかり自分たちのことを考えて集中してやるだけなのかなと思う」

 11月の欧州遠征ではまさかの代表落選。11月10日のブラジル戦(1-3)、14日のベルギー戦(0-1)ともに現地を訪れ、観客席から試合を観戦した。「客観的に見れるところはすごくあったし、その中で感じた課題というのはたくさんあった。本当に時間はないし、みんなで集まれる時間もない。どれだけみんなが危機感を持ってやり続けるかというのがすごく大事になってくると思う」と訴えた。

 約半年後に迫ったロシアW杯。前回大会のリベンジを期す香川にとって、まずはクラブで結果を残し続け、代表復帰につなげていくことでしか道は開けない。「そこまで気負わずに、まずはこっちでやることがたくさんあると思っているので、ドルトムントでまず今の状況を抜け出すことを考えてやるだけ。長期的なビジョンとして半年後にW杯があるのは間違いないので、チームとクラブそれぞれを意識しながら、やり続けていけたらと思う」と語った。

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