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アーセナル、ブライトンに敗れて公式戦4連敗…「ベンゲルアウト」のバナー掲げるサポーターも

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昇格組ブライトンがアーセナルに競り勝った

[3.4 プレミアリーグ第29節 ブライトン2-1アーセナル]

 プレミアリーグは4日、第29節を行った。アーセナルは敵地でブライトンと対戦し、1-2で敗れた。

 2月22日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦エステルスンド戦(1-2)、シティと対戦した同25日のカラバオ杯決勝と、3月1日のプレミア第28節をともに0-3で落とし、公式戦3連敗中のアーセナル。プレミアのシティ戦からスタメンを3人変更し、DFカルム・チャンバースとMFジャック・ウィルシャー、FWアレックス・イウォビを先発で起用した。

 入りが良かったのはアーセナルだった。前半4分、FWピエール・エメリク・オーバメヤンがPA右手前に落としたボールをMFメスト・エジルが左足を一閃。わずかに枠を外れると、その後は昇格組ブライトンが押し込む展開に。7分、左CKからMFパスカル・グロスがインスイングのボールを入れ、GKペトル・チェフの前に走り込んだDFシェーン・ダフィーがヘッドで中央に折り返す。これに反応したDFルイス・ダンクが右足で押し込み、先制に成功した。

 先制点で勢いに乗るブライトンは前半18分、グロスの右CKからフリーとなっていたL・ダンクがヘディングシュート。20分には、MFアントニー・ノッカートが決定機を迎えるなど、アーセナルゴールに迫り続ける。すると26分、DFローラン・コシールニーのパスミスから追加点を奪う。右サイドからグロスが絶妙なクロスを供給。相手DF2人の間にうまく飛び込んだFWグレン・マレーがヘディングシュートを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 「ベンゲルアウト」と指揮官の解任を求めるバナーが掲げられる中、アーセナルは不安定な守備により、思うように攻撃の形を作ることができない。それでも前半43分、PA左深くでルーズボールを回収したイウォビが後方に落とし、MFグラニト・ジャカが中央へ鋭いパスを入れる。これをオーバメヤンが右足アウトでうまく合わせ、1-2。1点を返すと、アディショナルタイム2分にもチャンスを迎えたが、コシールニーのヘッドは惜しくも左ポストに嫌われた。

 1点ビハインドのアーセナルは後半13分、エジルがイウォビとのパス交換から左足ミドルシュート。これはGKマシュー・ライアンに弾き出され、早い時間帯に追いつくことはできなかった。21分にはブライトンにアクシデント。DFセアド・コラシナツと激しく激突したDFエセキエル・スケロットがピッチに倒れ込み、治療を行ったが、DFブルーノとの交代を余儀なくされた。

 後半は相手陣内でプレーする時間帯が長いアーセナルだが、なかなか決定機を創出することができず、後半29分にイウォビを下げてFWダニー・ウェルベックを投入。37分には、チャンバースとMFヘンリク・ムヒタリアンに代え、DFエクトル・ベジェリンとFWエドワード・エンケティアをピッチに送り込み、勝負に出る。

 直後の後半39分には、ブライトンにゴールネットを揺らされるが、オフサイドの判定により事なきを得たアーセナル。エンケティアの治療により、アディショナルタイム7分と提示されたが、人数をかけて最後まで同点ゴールを狙うも1点が遠かった。試合はそのまま1-2でタイムアップ。アーセナルはプレミア3連敗、そして公式戦では4連敗を喫した。

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