元チームメイトとの対決にもなる。日本代表が24日のW杯グループリーグ第2戦で対戦するセネガル代表のMFサリフ・サネ(ハノーファー)は、16年1月からの半年間、ハノーファーに所属したMF山口蛍の元同僚にもあたる。

「(ハノーファー時代は)すごく良くしてくれたし、プレーの面でも一緒にやっていて分かり合えるものがあった」(山口)というサネは来季のシャルケ移籍が決まっている。196cmの長身で、登録はMFながら19日のポーランド戦(2-1)にはセンターバックで先発した。

　長身選手を多くそろえるセネガルは、フィジカルやスピードなど身体能力ではコロンビア以上のものがある。山口は「フィジカルが強いので、そこにどういうふうに対応するか。昨日のポーランド戦の2点目もそうだけど、抜けたボールをスピードで奪って得点している。ああいうのを気をつけないといけない」と警戒した。

　初戦を白星で飾ったチーム同士の対戦となる第2節。勝ったほうがグループリーグ突破に大きく前進する大一番だ。「向こうも勝てば(グループリーグ)突破がほぼ決まる。お互いそういうチーム同士なので、初戦以上に苦しくなるのは間違いないと思う」。そう表情を引き締める山口は「もう昨日の試合は終わったこと。その余韻にいつまでも浸ってられない。次の試合はすぐに来るので、そこに切り替えてやるしかない」と力を込めた。

(取材・文　西山紘平)

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