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“取らぬ狸”の組み分け論議…イングランドでは「2位突破が良い」との声も

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ベルギー戦に臨むイングランド代表

 すでに決勝トーナメント進出が決まり、首位通過を懸けてベルギー戦に臨むイングランド。しかし、イギリスでは「2位のほうが楽ではないか」という声が出ているようだ。国営放送『BBC』は今後の対戦国をシミュレーションしている。

 ロシアW杯は27日までに、A~F組までのグループリーグ全日程を消化。グループリーグの順位が着々と決まり、各組1~2位に割り当てられた決勝トーナメント表の配置も固まりつつある。そんな中、試合を残したチームのサポーターを中心に、どこに入るのが望ましいかという議論が交わされている。

 トーナメント表を決勝戦までの試合順で二分すると、以下のような配置になる。ここでは1回戦での対戦カードを明記しているが、準々決勝以降は隣接カードの勝者同士が戦う形になる。(たとえばウルグアイvsフランス、ブラジルvsG組1位)

▼ブロックA
ウルグアイvsポルトガル、フランスvsアルゼンチン、ブラジルvsメキシコ、G組1位vsH組2位

▼ブロックB
ロシアvsスペイン、クロアチアvsデンマーク、スウェーデンvsスイス、H組1位vsG組2位

 イングランドが入る可能性があるのは、G組の1位か2位のいずれか。1位になった場合はブロックA、2位になった場合はブロックBのチームと対戦することになる。そんな中、記事ではFIFAランキングなどで総合的に見ていくと、ブロックAのほうが強敵がそろっていると述べている。

 たしかに中南米勢の列強と欧州の競合がバランス良く配置されているブロックAに対し、ブロックBは全チームが欧州代表チーム。スペイン以外は中堅国が並んでおり、『EURO2018』という揶揄もされているようだ。だが、もしこのグループに入りたい場合、イングランドはベルギーにわざと負けるという作戦になってしまう。

 なお、日本代表も同じく1試合を残しており、もし首位通過の場合はブロックB、2位通過の場合はブロックAに割り当てられることになる。もっとも、1回戦の対戦相手はベルギー、イングランドという強敵のどちらかであり、さらに先を想定するのは決して容易ではない。だが、ぜひともポーランドに勝って首位通過をつかみ取りたいというのは正直なところかもしれない。

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