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ムバッペ無双!19歳新星の大活躍でフランスがアルゼンチン撃破!!メッシの4度目W杯は16強終戦

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フランス代表がアルゼンチン代表を4-3で下した

[6.30 W杯決勝T1回戦 フランス4-3アルゼンチン カザン]

 速い、速すぎる!新たなスーパースターの誕生。アルゼンチン代表の選手たちをまるで子ども扱いだ。フランス代表の未来にして10番を託される19歳FWキリアン・ムバッペの圧巻パフォーマンスによって、フランスがアルゼンチンを4-3で下した。

 前半11分だった。フランスは自陣からカウンターを仕掛けると、中央を爆発的なスピードによる豪快ドリブルで突破。アルゼンチン守備陣を置き去りにすると、エリア内に侵入したところでDFマルコス・ロホに倒された。

 このPKでフランスが先制したあとも、ムバッペの魅せるプレーは続く。前半19分にはMFポール・ポグバのロングフィードでDFラインの背後に抜ける。対応したアルゼンチンDFニコラス・タグリアフィコもファウルで止めるしかなかった。これは得点に繋がらなかったが、前半のパフォーマンスだけで、スタジアムに詰めかけた観衆はもちろん、世界中のサッカーファンを虜にした。

 そんな中アルゼンチンが前半終了間際、空気を一変させるゴールを奪う。決めたのはMFアンヘル・ディ・マリア。左サイドのスローインから中央のディ・マリアにボールが渡ると、左足を一閃。シュートはゴール右隅に突き刺さり、前半のうちに同点に追いつく。

 さらに流れはアルゼンチン。後半開始早々の4分、左サイドでFKを獲得すると、MFエベル・バネガの蹴ったボールは相手にクリアされるが、これが右サイドのFWリオネル・メッシに渡る。メッシはDFを引き付けてシュート。これをコースにいたDFガブリエル・メルカドが触って逆転弾を流し込んだ。

 しかしフランスは強かった。まずは後半12分、左サイドを突破したDFルーカス・エルナンデスのクロスがファーサイドまで流れるが、エリア外からDFバンジャマン・パバールがバウンドしたボールをダイレクトで狙う。抑えの利いたシュートはゴール左隅に突き刺さり、再び試合が振り出しに戻る。

 そしてフランスの未来がスーパースターになる。後半19分、左サイドからエルナンデスが再びクロスを入れると、今度は混戦にこぼれる。これをムバッペがコントロールからシュートに持ち込むと、左足から放たれたボールがしっかりとゴールを捉える。再逆転弾を蹴り込んだムバッペは、さらに同23分、自陣から縦パスで繋がれたボールをDFの裏で受けると、右足で流し込み、勝利をグッと引き寄せた。

 アルゼンチンは終盤、メッシにボールを集めて得点を奪いに行く。しかし後半40分にメッシがゴール前に抜けるが、利き足と逆の右でしか打てず。力のないシュートがGKウーゴ・ロリスの腕の中に収まる。ただ後半アディショナルタイム3分にメッシの浮き球パスをFWセルヒオ・アグエロが頭で合わせて1点を返す。マークがきつい中でメッシもさすがのプレーを見せたが、ここで終了。メッシの4度目のW杯は16強で幕を閉じることになった。

 勝ったフランスの準々決勝は7月6日、日本時間23時。ウルグアイ代表とポルトガル代表の勝者と対戦する。

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