ロシア代表は1日、W杯決勝トーナメント1回戦でスペイン代表を退ける番狂わせを演じた。現地記者はどのように感じているのだろうか。

　ロシアは先制点を許しながら、PKに同点に追いつくと、その後は体を張った守備で勝ち越し点を許さず。PK戦の末にベスト8進出を決めた。ここまで勝ち進んだことについて『Goal』ロシア版編集部のイェフゲニイ・ムジカ氏は、予想できなかったことと話している。

「大多数の人々が母国のW杯について悲観的だった。フレンドリーマッチの結果も本当に悪かったからね。スペインが強いのもわかっていたし、この試合の前も期待は低かった」

　しかし、現実として世界の8強に勝ち残ったロシア。何が勝負を分けたのか。ムジカ氏は少ない言葉で説明してくれた。

「相手がスペインだったからだよ。彼らはただパスを回し続けていただけだ。それが全てだ」

　国内の盛り上がりについて「お祭り騒ぎだよ。雨のクルスクでさえ、皆祝うために外に出てきている」とも明かした。開催国の躍進はどこまで続くのか、注目が集まるところだ。

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