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C・ロナウド擁するユーベとスクデットを争うサプライズ候補は?サッキ氏が見解

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今季からユベントスに移籍したFWクリスティアーノ・ロナウド

 元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏が、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じ、今季のセリエAの行方について自身の見解を示した。

■セリエAで圧倒的なユーベもCLでは?

 1994年にイタリア代表を率いてアメリカW杯を制したサッキ氏は、今季もユベントスの優勝が現実的と考える。ただUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)に関しては、懐疑的な意見を述べている。

「(セリエAで)ユベントスは“優勢”ではない。“飛びぬけて優勢”だ。クリスティアーノ・ロナウドは類まれな腕前の選手であり、チームをさらに強くするだろう。(CLでは)彼がチームにどれだけフィットできるかによる。1人では無理だ。そうでないと言うのなら、なぜW杯で優勝したことがないのか説明して欲しい。サッカーは個人が活躍する瞬間もあるチームスポーツだ。その逆ではない。1人の選手だけでは勝てないと私は考える」

■ガットゥーゾの進化に注目

 一方、セリエAにおいてユベントスの対抗馬となり得るサプライズ候補には、自身の古巣でもあるミランを挙げた。指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾに加え、レジェンドのパオロ・マルディーニ氏やレオナルド氏がフロント入りしたことで期待を寄せる。

「ガットゥーゾは愛すべき人物であり、素晴らしいプロフェッショナルな監督だ。もし彼がさらに進化を遂げることができれば、ミランはリーグ戦において、真のサプライズになれる。スクデット争いに絡んでいくことも可能だろう。それにクラブの存在もある。マルディーニやレオナルドには、歴史だけでなく、能力もカリスマ性もある」

 最後にサッキ氏は、名将カルロ・アンチェロッティが監督に就任したナポリルチアーノ・スパレッティ率いるインテルについて見解を示した。

「ナポリが昨季の成績を繰り返せるかどうかは分からない。ただ確かなことは、(会長のアウレリオ)デ・ラウレンティスが最高の監督を連れてきたということ。アンチェロッティにとっては、大きな挑戦になる。インテルはいつも通りに難解だ。ここ7~8年、夏に注目を集めるが、継続性を見せることができない」

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