スペイン代表のルイス・エンリケ監督は、選手たちの姿勢に満足感を示している。

　開幕直前に指揮官交代を敢行するなど、落ち着かない状況でロシア・ワールドカップ(W杯)を迎えたスペイン。グループリーグから不安定な戦いが続くと、ベスト16で開催国ロシアに敗れ、決勝トーナメント1回戦で大会を去ることとなった。

　大会終了後には、エンリケ監督が就任し、新体制となったラ・ロハ。復活を期するチームは、8日にUEFAネーションズリーグでイングランド代表との試合を控えている。

　エンリケ監督は、スペイン代表監督としての最初の週は「素晴らしいものだった」とコメント。選手たちの姿勢を評価している。

「試合が待ちきれない。明日のスタメンに疑いはないが、私が見たてきたことに良い意味で驚いているよ」

「素晴らしい姿勢を見ることができた。ピッチ外とトレーニングでの反応は違うものだ。私は楽観的だし、彼らの競争にワクワクしている」

　一部メディアでは、主将のセルヒオ・ラモスと確執があると伝えられており、キャプテンを剥奪するのではないかとも言われていた。しかし、指揮官は噂を完全に否定している。

「代表チームのキャプテンであるということは、国際レベルでも最も強力なパーソナリティを持っているということだ。ラモスを見ていると、彼は自分が選ばれた人間だと理解しているように見える。彼はすでに知っているんだ」

「どんな状況でも偉大なリーダーだ。彼と一緒に入れて光栄だ。ハイレベルなものを期待していたが、彼はその期待を上回っている」

　MFアンドレス・イニエスタやDFジェラール・ピケなど、黄金期を支えたメンバーが去ったスペイン。新体制となったラ・ロハは、どのような戦いを見せるのだろうか。

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