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3発完勝バルセロナが13季連続のCL8強へ! 最後はナポリが一方的に支配も“ドン引き”でかわす

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FWリオネル・メッシ

[8.8 欧州CL決勝T1回戦第2戦 バルセロナ3-1ナポリ]

 UEFAチャンピオンズリーグは8日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、バルセロナ(スペイン)がナポリ(イタリア)を3-1で破った。バルセロナは合計スコア4-2で準々決勝進出を決め、13シーズン連続でのベスト8入り。準々決勝ではバイエルン(ドイツ)と対戦する。

 新型コロナウイルスによる中断前の2月25日にナポリのホーム行われた第1戦は1-1のドロー。両チームに突破の可能性が残されている中、バルセロナの本拠地カンプ・ノウで5か月半越しの第2戦が行われた。バルセロナは7月19日のリーガ・エスパニョーラ最終節から3週間ぶりの公式戦。一方のナポリは今月1日のセリエA最終節から1週間を空けて臨んだ。

 立ち上がりはアウェーゴールを奪いたいナポリに主導権。前半2分、大きなサイドチェンジからFWロレンツォ・インシーニェが左サイドを切り裂くと、横パスがバルセロナ守備陣に跳ね返り、浮き球に反応したFWドリース・メルテンスが左足ボレーシュート。うまくミートはしなかったが、さっそく左ゴールポストを叩いた。

 それでも前半10分、バルセロナが先にスコアを動かした。左からのコーナーキックがインスイングで力強く蹴り込まれると、ファー寄りで合わせたのはDFクレマン・ラングレ。強烈なヘディングシュートを突き刺した。ここからはバルセロナが一方的に押し込む展開が続き、次々にゴールを奪った。

 まずは前半22分、右サイドでボールを受けたFWリオネル・メッシがドリブルで攻め上がると、次々に寄せてきた相手守備陣を細かいタッチでかわし、3人を抜いてペナルティエリア内に侵入。最後は2人の選手が目の前に立ちはだかる中、倒れ込みながら両者の間をすり抜ける左足シュートを試み、ファーポスト脇に流し込んだ。

 前半30分にはMFフレンキー・デ・ヨングの浮き球パスをメッシが胸で落とし、落ち着いて流し込んだが、VARがメッシのハンドを指摘してノーゴールという不運もあった。それでも40分、メッシは自陣でボールを保持するDFカリドゥ・クリバリに鋭いプレッシャーをかけると、ボールとの間に足を入れてファウルを誘発。VARの介入でPKの判定が下されると、これをFWルイス・スアレスが決めてリードを3点に広げた。

 対するナポリも前半アディショナルタイム3分、メルテンスがラキティッチのファウルを誘ってPKを獲得。これをインシーニェが決めて1点を返した。それでも後半のナポリはあと2点が必要とされる中、リスクを避けながら守ってくるバルセロナをなかなか崩せない。36分にはDFマリオ・ルイのアーリークロスからFWアルカディウシュ・ミリクが頭で叩き込むも、わずかにオフサイドとなった。

 バルセロナは後半39分、ようやく最初の交代カードを使い、FWアントワーヌ・グリーズマンに代えてBチームキャプテンの20歳MFモンチュを投入。これがトップチームのデビュー戦となった。終盤は一方的にボールを持つナポリに対し、過密日程を省エネで切り抜けたいバルセロナは自陣ペナルティエリア内に固い守備ブロックを敷いて対応。そのまま守り切ったバルセロナが8強入りを果たした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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