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守備に手応えも攻撃に課題…MF中山雄太「マイボールの時間を増やすプレーを」

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日本代表MF中山雄太

[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 中盤の底に入って90分間を戦い抜いた日本代表MF中山雄太。A代表2試合目の出場で、手応えを感じる部分もありつつ、成長させなければならない部分も感じたようだ。

 19年6月17日のコパ・アメリカ・グループリーグ第1節チリ戦以来のA代表のピッチ。スターティングメンバ―に名を連ねると、MF柴崎岳とともにボランチの位置に入った。

 カメルーンにボール保持される展開となった前半。「捕まえ切れない時間が多かった」と相手のアンカーに入ったMFサムエル・ウム・グエットからチームとして自由を奪えず、相手に主導権を渡してしまう。

 しかし、後半に入って4-2-3-1から3-4-2-1にシステム変更すると、「僕らも前に行きやすくなって、(柴崎)岳くんや僕がつかまえに行くシーンはできた」。そして、「相手の中盤に前を向かせないというトラジションの部分は自分のチームでも意識していたし、今日も意識した」と振り返ったのように、素早い攻守の切り替えから相手に寄せて攻撃を遅らせるなど守備面では一定の手応えを得た。

 だが、チームとしても攻撃の形を作れずに苦戦し、自身もパスミスがあり、ボール保持時には効果的な配球をできずにチャンスにつなげられなかった。「攻撃の部分でもっとマイボールの時間を増やすプレーをしていかないといけない」と課題として挙げた。

(取材・文 折戸岳彦)

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