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“歴史的ジャイキリV”の東海大「チームのため頑張ってくれた」プロ志望5選手はオファー待ち

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左からFW武井成豪(4年=東海大高輪台高)、DF米澤哲哉(4年=湘南工科大附高)、FW砂金大輝(4年=暁星国際高)、DF佐藤颯人(4年=東海大相模高)、MF大屋祥吾(4年=東海大相模高)

[1.23 #atarimaeniCUP決勝 法政大0-1東海大 味フィ西]

 県リーグ勢で初めて大学日本一に輝き、歴史的“ジャイアントキリング”を巻き起こした東海大だが、彼らにはまだ大きな悩みが残っている。それはプロのステージでプレーすることを望む4年生の進路が決まっていないことだ。新型コロナウイルスの影響で公式戦の機会が多く奪われた今季、躍進の立役者となった選手たちの戦いはまだまだ終わらない。

 東海大の今川正浩監督は決勝戦の試合後、オンライン取材で次のように明かした。「4年生でサッカーを続ける希望を持っている選手はいる。練習参加をしたり、この大会で連絡をいただいている選手はいるが、決定している選手はいない」。東海大のプロ内定者は現状、栃木SCへの加入が決まっているDF面矢行斗のみ。その他は就職をするか、キャンプや練習参加でアピールしてオファーを待つかという立場にある。

 チームによると、いまも次のステージでプレーすることを志望しているのはFW砂金大輝(4年=暁星国際高)、FW武井成豪(4年=東海大高輪台高)、DF佐藤颯人(4年=東海大相模高)、DF米澤哲哉(4年=湘南工科大附高)、MF大屋祥吾(4年=東海大相模高)の5選手。そのうち4選手は今大会も主力としてチームを牽引してきた快挙の立役者たちだ。

 今大会で2トップを担った砂金、武井はカウンター攻撃の最先鋒を担う傍ら、守備のスイッチ役としても献身性を発揮できるストライカー。そして最終ラインの佐藤と米澤は粘り強い1対1対応と途切れない集中力で堅守を支えた。また大屋は今大会こそ出場機会が限られていたが、アミノバイタル杯で全国行きに導く同点ゴールを決めた長身アタッカーだ。

 神奈川県リーグ所属(来季は関東2部に昇格内定)の東海大にとって、もともとJクラブスカウトの目は届きにくい状況にはあった。ただ今季はさらに新型コロナウイルスの影響を真っ向から受けた。関東1部・2部リーグは主催側の尽力により多くの試合数を消化した中、県リーグは試合数が大幅に減少。不運にもアピールの機会がなかなか与えられない1年だった。

 今川監督は試合後、そうした彼らに「本当に限界までチャレンジして、チームのために頑張ってくれた」と太鼓判を押した。また面矢も快挙の要因を「みんなに共通して言えるのは、周りのことを常に考えていて、気づいて言い合えること。そこが一番大きかった」と語り、「素直で、元気で明るく、取り組む姿勢の良い選手たちが揃っていた」と選手一人ひとりの姿勢をアピールした。

 新たなシーズンはもう目の前。東海大の選手たちは並び立つ列強を接戦で勝ち抜いた勝負強さを活かし、次のステージを掴み取るためにアピールを続けていく。

(取材・文 竹内達也)
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