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初招集から生き残り成功…MF川辺駿「少しでも自分のものにしたい」

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2度目の招集を受けたMF川辺駿(広島)

 日本代表MF川辺駿(広島)が合流初日の31日、報道陣のオンライン取材に応じた。初選出となった3月の国際親善試合・韓国戦(○3-0)でA代表デビューを果たし、今回が2度目の招集。「2回目に選ばれることがどれだけ大変かを感じていたので嬉しい」と心境を語った。

 3月の活動で初招集された選手からは川辺、DF山根視来(川崎F)、DF中谷進之介(名古屋)、DF小川諒也(FC東京)の5人が連続招集。GK西川周作(浦和)、GK前川黛也(神戸)、DF畠中槙之輔(横浜FM)、DF松原健(横浜FM)、MF江坂任(柏)、MF稲垣祥(名古屋)、MF脇坂泰斗(川崎F)が落選した中、川辺は生き残りを果たした形だ。

 Jリーグで戦う選手にとって、海外組も加わるA代表は自身の真価が問われる場であり、成長できる場でもある。

 川辺は前回の活動を通じて「練習から感じるスピード感、強度の高さは普段の練習やJリーグとは違った。速いだろうとは考えていたが、思うよりも速いスピードで練習や試合が行われていた」と感じたといい、「個人的にもまだまだ足りない部分」と認識。これまでの約2か月間、日々のトレーニングでも意識しながら取り組んでいたようだ。

「肌で感じることでしか自分のものにならないと思うので、少しでも自分のものにしたいし、差を感じるだけでも成長につながると思う。前回の活動から2か月空いたけど、少しずつスピードを意識してプレーしたつもり」。

 そう語った川辺は「どれだけ成長したかを見ながらプレーしたいし、まだまだな部分も感じられると思う。自分が成長するためにいろいろと吸収したい」と意欲をアピール。森保一監督からはデュエルで負けないことを全選手に要求される中、「周りの選手と遜色なく、闘う部分や球際の部分を出し、それから自分のプレーを出していきたい。一緒のポジションの選手から吸収できる部分も多いと思うので、いろんな選手から学んでいかないといけない」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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