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メッシを0円移籍で獲得するのは…現地紙が挙げた“4つの選択肢”

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 バルセロナは現地時間5日、FWリオネル・メッシとの契約を結び直さないことが決まったと正式発表した。これを受けてメッシは移籍金なしで他クラブに移籍する見込み。スペイン大手紙『マルカ』は4つの選択肢を提示している。

 バルセロナによると、メッシと交渉が決裂したのは「財政的かつ構造的な障壁」のため。その背景にはラ・リーガが取り決めているサラリーキャップ制度があると伝えられている。

 また気になるのは移籍先だ。『マルカ』紙は「この決定がなされた理由は今後数時間で明らかになるだろう」と理由については留保しつつ、「次の動きに注意が向けられる。これはボスマン判決が導入されて以来、最大フリー移籍になる」と伝えている。

 同紙が筆頭候補に挙げたのはフランスのパリSG。「パリのクラブはチャンピオンズリーグのタイトルを勝ち取ろうと必死になっているようなので、この動きは最も可能性が高い」とみている。またメッシ自身にとっても「完璧なシナリオ」と指摘。元同僚のFWネイマールが所属していることも追い風になるとしている。

 次に候補となるのはかつてバルセロナで師事したジョゼップ・グアルディオラ氏が指揮をとるマンチェスター・シティだ。記事では「グアルディオラはメッシなしで欧州CLを優勝したことは一度もなく、メッシを懐に置いて関門を乗り越えようとするかもしれない」としている。
一方、その移籍はFWリヤド・マフレズ、FWベルナルド・シウバの売却が条件だとされ、プレミアリーグへの適応にはフィジカル的な問題があるという指摘もなされている。

 3つ目の候補はマンチェスター・ユナイテッド。「現在の移籍方針には含まれていないが、彼に給与を支払う余裕がある数少ないクラブの一つであり、彼が現実的な行き先にする必要がある」ためだ。もっとも、今季はFWジェイドン・サンチョを補強していることもあり、「この取引の算段はますます困難になっている」と冷ややかな指摘もされている。

 最後の候補は永遠のライバルであるFWクリスティアーノ・ロナウドが所属しているユベントス。同紙は「実生活ではハリウッド映画のようにクロスオーバー作品を目にすることは滅多にない」とたとえつつ「このペアがユベントスで力を合わせると何が起きるのだろうか?」と期待。「メッシとロナウドがチームメートであることに病的な好奇心がある。誰もが望んでいるとは思わないが、どうなるかを知るためだけに誰もが見たいと思っているはずだ。メッシ自身も同じ気持ちかもしれない」と夢想的な筆致で伝えている。

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