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難敵との連戦も目指すは“勝ち点6”…攻撃参加にも意欲見せる遠藤航「いかにその回数を増やせるか」

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MF遠藤航(シュツットガルト)

 日本代表の未来を占う大きな山場がやってきた——。10月のW杯最終予選2試合はサウジアラビア、オーストラリアとの対戦。いずれも豊富なW杯出場経験を持ち、今予選の序盤を2連勝で乗り越えてきた強敵だ。そんな“大一番”となるシリーズを前に、MF遠藤航(シュツットガルト)は「この2試合が大事なのは選手たちもみんな分かっている」と気を引き締めた。

 日本は今回の最終予選初戦でオマーンに敗戦。2戦目では中国に辛勝したものの、現在1勝1敗でグループ4位に沈んでいる。一方、組み合わせ抽選時からライバルと目されていたサウジアラビア、オーストラリアはいずれも危なげなく連勝。ワールドカップ出場圏内の2枠を埋める首位グループを形成している。

 今回のシリーズはその“二強”との対戦。もし連勝できれば全チームを3勝1敗の三つ巴に持ち込める反面、一つでも勝ち点を落とせば独走を許してしまう危険性がある。

 遠藤は「僕らは1敗しているのでアウェーだろうがホームだろうが勝ちに行くことを目指していきたいし、負けられない戦いでプレッシャーはあると思うけど、チームとしてはこの難しい試合を勝ちに持っていけるようにトライしたい」と述べ、あくまでも2試合で“勝ち点6”を目指して戦っていく姿勢を示した。

 それぞれの試合に勝利する確率を上げていくためには、積極的にゴールを奪いに行く姿勢が不可欠。そこで遠藤は、所属先のシュツットガルトでたびたび見せている“攻撃の関わり”でも存在感を発揮していく構えだ。

「しっかり守備をする中で、ディフェンスラインとの関わり、立ち位置、どこでボールを受けるかの組み立てはやりつつ、前に攻撃にどう入っていくか。いかにその回数を増やせるかは、相手がサウジアラビアだろうが、他のチームだろうが多くしていかないといけない」。

 そう意気込みを述べた遠藤は「縦パスを入れるだけでなく、ゴール前に入って行ったり、クロスに入って行ったり、その回数をいかに増やせるかはトライしている部分。一本ミドルが入ったり、クロスを決められるような中盤の選手になれればチームの助けになるので、攻守に関われる存在になりたい」とビジョンを語った。

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