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クロップ監督ガチギレ…ティアニー主審に詰め寄る「おまえ以外はな!」

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 リバプールユルゲン・クロップ監督はトッテナム戦後、ポール・ティアニー主審に詰め寄り、ジャッジへの不満を訴えた。『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 リバプールは19日、プレミアリーグ第18節でトッテナムと対戦し、2-2で引き分けた。この試合で物議を醸しているのが、レフェリーの判定だ。前半19分、FWアンドリュー・ロバートソンはFWハリー・ケインからスライディングタックルを受けたが、ティアニー主審はVARで映像を確認することなくプレーを続行し、ケインはイエローカードを受けた。

この判定と比較されるのが、後半30分、ロバートソンがDFエメルソン・ロイヤルを蹴ったシーン。ティアニー主審は映像を確認したうえでカードをイエローからレッドに変え、ロバートソンを退場させている。一貫性のない対応がなされたことで、クロップ監督や『スカイ・スポーツ』の解説者たちは困惑した。

 記事によると、VARはティアニー主審にロバートソンのタックル映像を見直すよう指示していた。クロップ監督はケインのタックルになぜVARの介入がなかったのか、理解できないと主張。指揮官は試合後、ティアニー主審に対して「私は審判との間に問題はない。おまえ以外はな!」と詰め寄った姿が捉えられている。

 クロップ監督は『スカイ・スポーツ』にこう語った。

「この試合に影響を与えたものは他にもたくさんあったが、こうした質問はティアニー主審に聞いたほうがいいだろう」

 ケインの処分はイエロー以上だったか、という質問に対しては「間違いなくそうだ」ときっぱり。「ロボ(ロバートソンの愛称)にレッドカードを出すことは理解できる。あれは彼の中で最も賢いチャレンジではなかった。だが、間違いなくレッドカードだ。だからVARがそこにいて、ロボの状況をもう一度確認している。いいだろう、そのために彼はいるのだから。で、ケインの場面で彼は何をした?」と訴えた。

 前半37分にはFWディオゴ・ジョッタがPA内で後ろから倒されたが、PKは与えられなかった。

「ディオゴのPKについてもそうだ。ティアニー主審は、ディオゴがファウルをもらいたいがためにわざと止まったと話していた。だが走りながらシュートを打つことはできない。シュートを打ちたいときは止まる必要がある。過去に自分がサッカーをしたことがあれば、それが役に立つ。あの状況をもう一度確認してみたが、どこで止まっているのか?私にはわからない」

「引き分けは受け入れよう。私たちはトッテナムを相手に引き分けを許さないほどクレイジーではない。だが、こういう判定は決定的なものだ。MFナビ・ケイタからの素晴らしいパスがあったのに、誰かがサッカーらしくない、合法的な方法でチャンスを潰してしまった。そして審判もVARも何も言わない。彼が私の何を問題にしているのか、本当にわからない」

「私たちはロバートソンの退場を受け入れる。これは、今日のVARがそこにいたことを証明するものだ。その前は、VARが現場にいないのではないかと思っていたからね」

「審判の判断はとても早かった。明らかに彼は2つの間違った判定と1つの正しい判定(ロバートソンのレッド)をした。3つとも私たちに不利な判定だ」

「理由はまったくわからない。VARに聞いてみるしかない。あれは100%明確なレッドカードだ。もしロバートソンの足が地面についていれば、彼の足は折れていただろう。だが審判は違う見方をした」

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