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アンカー遠藤航が3ボランチ気味の4-3-3に持論「逆三角形を作ってもいい」

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4-3-3ではアンカーを務めるMF遠藤航

 リーダーシップが期待される選手の一人だ。キャプテンのDF吉田麻也やDF冨安健洋、FW古橋亨梧らがケガで不在の中、日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)は「他にもいい選手がいるし、みんなでこの2試合を勝てるようにいい準備をしていきたい」と力説した。

 ここまで1勝2分3敗の勝ち点5でB組5位につけている中国は昨年12月にリー・ティエ前監督が辞任し、リー・シャオペン新監督が就任。その初陣となる日本戦はどんなシステムでどんな戦術を採用するかも読みづらい。

 遠藤は「最初の入りのところで相手のシステムがどうなのかはピッチの中で見るつもりだけど」と前置きしたうえで、「自分たちからアクションを起こして入ることが大事。まずは自分たちが主導権を握ることにフォーカスしたい」と過度に相手を意識するつもりはない。

「あんまり相手のことを気にしすぎてもしょうがない。自分のプレーがどうなのか、自分のチームがどうなのかを考えたうえでプレーした方がいいと思っている。相手の状況も見ながらプレーしないといけないけど、それは二の次というか、まずは自分の良さを100%出すことにフォーカスしないといけないし、チームのパフォーマンスを最大限に出すためにやらないといけない」

 森保ジャパンは長らく4-2-3-1をベースにしてきたが、昨年10月のオーストラリア戦以降は4-3-3を採用している。ただ、遠藤がアンカー、MF田中碧、MF守田英正がインサイドハーフに入る中盤3枚は3ボランチ気味になることが多く、守備的すぎるのではないかという指摘もある。

「インサイドハーフでプレーするうえで、どれだけ前の選手との距離を近くできるかは大事だけど、出ている選手が(田中)碧だったりモリ(守田)のときに3ボランチ気味になるのはしょうがない。彼らの特徴を生かす意味でも、ずっと高い位置に張らせておくのは得策じゃない」

 出ている選手の特徴を生かしながらいかにチームとして機能させるか。遠藤は「その2人がインサイドハーフで出ているときは自分もアンカーとしてずっと後ろに立っているのではなく、たまに高い位置を取って逆三角形を作ってもいいと思っている。そこは人の特徴次第だと思う」と臨機応変にプレーするつもりだ。

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