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「変わらない風景だな」中学時代の思い出詰まった“初”豊スタで福田晃斗が“大暴れ”

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福田晃斗の同点弾で鳥栖がドローに持ち込んだ

[3.6 J1第3節 名古屋1-1鳥栖 豊田ス]

 “福田晃斗デー”になった。サガン鳥栖は開始早々の2分、名古屋にCKを与えると、ニアで競り合った福田の頭に当たったボールがそのままゴールイン。いきなりビハインドの展開を強いられる。

 しかし前半30分、MF飯野七聖の右クロスのこぼれ球をミドルレンジで拾った福田は、迷わず右足を一閃。混戦を抜けた弾道の低いシュートがゴール右隅に吸い込まれていった。

「僕のオウンゴールもあってイレギュラーなところでゲームをスタートしてしまったけど、狙いとしている展開に持ち込むことは出来ていた。(得点シーンについては)いい感じでこぼれてきたので、狙いすますというよりは、振り抜こうと思った。いい形でゴールが取れてよかったと思います」

 試合前から気合十分だった。福田は中学時代を名古屋U-15でプレー。豊田スタジアムは当時、名古屋を応援するために通い続けたスタジアムだった。プロ入り後、名古屋との試合はこれまでもあったが、アウェー戦の出場はすべてパロマ瑞穂スタジアム。19シーズンに一度、豊田スタジアムで試合があったが、ベンチ入りしたのみで出場は叶わなかった。

 当日朝、宿泊したホテルに近い豊田市駅の近くを歩きながら、感慨にふけったという福田。「変わらない風景だなと気持ちを高ぶらせながら試合に入った。すごく感慨深かったですし、そういった中で得点が取れたのは嬉しかったです」。しかし勝利に繋がらなかったことで喜びも半減した様子。「チームは引き分けに満足していない。次のホームでしっかりと勝って、サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたい」と次戦、ホームで行う浦和戦での今季初勝利に目を向けた。

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