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20歳の若武者が“3日前”同様の股抜きゴール…広島FW鮎川峻「自分の勢いにつながる」

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サンフレッチェ広島FW鮎川峻

[3.12 J1リーグ第4節 FC東京 2-1 広島 味スタ]

 今季リーグ戦初ゴールを奪取した。サンフレッチェ広島FW鮎川峻は「これからの自分の勢いにつながる」と力を込めた。

 3日前の9日、U-21日本代表候補で結果を残したばかりだった。横浜FMとの練習試合。前半36分にピッチに送り込まれると躍動する。同41分にスルーパスから抜け出して相手GKの股を抜くシュートを決めると、後半22分には味方の落としたボールに走り込んで右足ボレーでネットを揺らした。

 代表で2得点とアピールを成功。「代表の活動で結果を出せた。その勢いのままにと試合前から思っていた」。勢いそのままにクラブでも結果を残すこととなる。

 ベンチスタートとなった鮎川に出番が巡ってきたのは、0-2と2点のビハインドを背負って迎えた後半24分。「チームが負けている状況だったので、何としても同点に追い付こうと思ってピッチに入った」と得点への意欲を見せると、5分後の同29分に輝きを放つ。

 中盤でボールカットしたMF塩谷司が前を向いて運ぶと、鮎川が反応。最終ライン裏に抜け出してボールを呼び込み、一気の加速で相手選手に置き去りに。最後は距離を詰めたGKヤクブ・スウォビィクの股を抜くシュートを流し込む。3日前同様の股抜きゴールで今季リーグ戦初得点を記録した。

 チームの勝利には結び付かなかった。当然、悔しさは残るだろう。しかし、「得意な形を出せたし、それが結果につながったのはこれからの自分の勢いにつながると思う」と語ったように、20歳の若武者が“自信”を手に入れたことも間違いないだろう。

(取材・文 折戸岳彦)
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