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ストライカー顔負けの決勝弾! “吼えた”FC東京DF森重真人「毎試合感情を前面に出してやらないと」

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DF森重真人が決勝ゴール

[4.6 J1第7節 FC東京 3-1 神戸 味スタ]

 パワーと精度をあわせ持ったストライカー顔負けの一撃がFC東京に逆転勝利をもたらした。

 同点に追いついた直後の後半12分。セットプレーの流れからバイタルエリアで細かいパスがつながると、ペナルティエリア際で待っていたDF森重真人にボールが入った。「サイドにいたけど真ん中に誰もいなかったので、こぼれてきたらラッキーだなと思ってポジションを取ったらボールが来た」。素早く右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴールマウス左隅へ。「うまくゴールになってくれた」と謙遜したが、目の前に相手守備陣が立ちはだかる中での高難度のゴールだった。

 決まった直後には芝生を両膝で滑る鮮やかなゴールセレブレーションを披露し、FW永井謙佑とともに大きく吼えた。「毎試合感情を前面に出してやらないとなと思っていた。DFラインが元気良くないとチームも沈んでしまう。そういった意味で後ろで(長友)佑都くん、自分、ヤス(木本恭生)、クバ(ヤクブ・スウォビィク)、今日だったら(渡邊)凌磨が安定したプレーをしながら、チームに喝を入れるような立場でいるのがいいのかなと思っている」。チームを鼓舞する意味でも感情をたぎらせた。

 森重のゴールが決勝点となり、前節横浜FM戦(●1-2)の敗戦から立ち直って3-1で勝利。それでも満足した様子は見せなかった。「1試合の中でいい時間帯、悪い時間帯の波がある。波を自分らがなくしていけるか、自分らの時間帯をどれだけ増やしていけるかでチームの完成度が変わってくる」。在籍13年目のベテランCBはまだまだ高みを見つめている。

(取材・文 竹内達也)
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