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ACLへ弾み!ダミアン決勝点の川崎F、柏との上位対決制して暫定首位!!

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レアンドロ・ダミアンは今季3ゴール目

[4.9 J1第8節 川崎F1-0柏 等々力]

 9日、J1第8節が等々力陸上競技場で行われ、川崎フロンターレがFWレアンドロ・ダミアンの決勝点で柏レイソルを下し、上位対決を制した。

 現在2戦勝ちなし(1分1敗)の川崎F、中2日で迎える柏戦では、MFジョアン・シミッチが昨年9月22日以来7か月ぶりに先発に復帰。レアンドロ・ダミアンとFW家長昭博は、ともに2試合ぶりのスタメン入りとなった。対する柏は、4戦負けなし(3勝1分)と好調。完封での連勝を飾った前節・C大阪戦(◯1-0)、前々節・磐田戦(◯2-0)と同じスターティングメンバーで臨み、C大阪戦で決勝点を決めたFW細谷真大が2トップの一角に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 暫定2位・川崎Fと暫定3位・柏による上位対決。最初の決定機は柏に訪れる。DF山村和也がGKに戻そうとしたところを、MF小屋松知哉が奪うと一気にペナルティエリアに中を切っていたDF谷口彰悟を外してGKチョン・ソンリョンとの1対1を創出したが、シュートは枠をとらえることはできなかった。

 川崎Fもミドルシュートで応戦。DF佐々木旭が左サイドから中央に切り込むと、MF遠野大弥へ。遠野はミドルレンジから右足で狙うも、シュートはゴールポストの右に。16分には、DF山根視来が自陣から前に蹴ったボールがそのまま最前線のレアンドロ・ダミアンへとわたる。柏守備陣が追走するもそのままGKとの1対1を迎えたが、GKキム・スンギュのビッグセーブに阻まれてしまう。

 前半26分、遠野の右CKから最後はFWマルシーニョが押し込んでゴールネットを揺らす。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックの結果、川崎Fの選手にハンドが認められてノーゴールとなった。

 それでも前半アディショナルタイム2分、川崎Fは遠野が左サイドのスペースに出すと、マルシーニョが柏DFを抜き去り左サイドを突破。マルシーニョが折り返すと、レアンドロ・ダミアンがダイレクトで合わせて、川崎Fが先制に成功する。

 後半立ち上がり、川崎Fは敵陣でボールを奪ってそのままゴールに向かうと、家長のクロスから遠野がボレーでとらえる。ゴール右隅をとらえたシュートは、GKキム・スンギュの好セーブにあってしまい追加点とはならなかった。

 ハーフタイムに小屋松を下げてMFアンジェロッティを投入していた柏だが、後半開始から押し込まれる展開が続き、12分にはMFマテウス・サヴィオとDF中村慶太に代わって、MF鵜木郁哉とMF岩下航をピッチに送った。

 18分にはFKからDF谷口彰悟のシュートのこぼれ球をレアンドロ・ダミアンが押し込んで再びゴールネットを揺らしたが、谷口がオフサイドポジションにいたためゴールとはならなかった。

 川崎Fは右ウイングの家長からFW知念慶、左ウイングのマルシーニョからFW宮城天へと選手を入れ替える中でも主導権はわたさず。一方の柏は最後の交代枠を使って細谷とFW升掛友護、MFドッジとMF椎橋慧也を代えて反撃を試みる。

 柏にほとんどチャンスを与えず、時計の針を進めていく川崎F。2点目は奪えなかったものの、3試合ぶりの勝利で勝ち点20の暫定首位に浮上。15日からはじまるマレーシアでのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に向けて弾みをつけた。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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