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FC東京が3戦連続スコアレスドロー…名古屋も2戦連続

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[4.20 J1第2節延期分 FC東京 0-0 名古屋 味スタ]

 J1リーグは20日、第2節延期分を行い、FC東京名古屋グランパスが0-0で引き分けた。FC東京は3試合連続のスコアレスドロー。名古屋も2試合連続で、3試合続けてノーゴールに終わった。

 当初は2月26日に行われる予定だったが、FC東京での新型コロナウイルス感染拡大により延期となっていた一戦。FC東京は前節・札幌戦(△0-0)から先発1人を入れ替え、FW渡邊凌磨に代わってFWアダイウトンが入った。対する名古屋は3日前の前節鹿島戦(△0-0)から2人を変更し、DF森下龍矢とFW金崎夢生に代わってMF吉田豊とFW柿谷曜一朗を起用した。

 最初のチャンスはFC東京。前半8分、右サイドでパスを受けたFW永井謙佑がドリブルで敵陣に攻め込み、細かい崩しでバイタルエリアを攻略すると、FWディエゴ・オリヴェイラのポストプレーから永井が右足シュートを放った。だが、これはGKランゲラックがファインセーブ。さらに同14分、相手のバックパスに永井が詰めてボールを奪い、クロスボールのこぼれ球にMF松木玖生が反応するも、シュートは打ち切れなかった。

 なおも攻めるFC東京は前半18分、アダイウトンの浮き球スルーパスにMF安部柊斗が抜け出そうとするも、オフサイドを取り切れなかったDF藤井陽也が懸命に戻ってクリア。すると耐える名古屋も同20分、MF仙頭啓矢のワンタッチスルーパスにFWマテウス・カストロが抜け出したが、DF森重真人のカバーリングに阻まれ、両チームとも集中力の高い守備が光った。

 名古屋は前半27分、ゴール正面30m弱からのFKをマテウスが縦回転キックで狙ったが、GKヤクブ・スウォビィクが正面でキャッチ。FC東京は同28分以降、松木の強烈なプレースキックが次々とゴール前に入るも、安部のミドルシュートがランゲラックに阻まれた。同33分、名古屋はMFレオ・シルバのパスを中央寄りで受けた吉田のラストパスをマテウスが受けるも、振り向きざまのシュートは左に外れ、試合の均衡は保たれた。

 その後も局面でハイレベルな駆け引きが繰り広げられたが、互いの守備が上回って両者得点は入らず。0-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半最初のビッグチャンスは名古屋。4分、オープンな展開からDF中谷進之介がボールを大きく蹴り出し、マテウスがスルーパスを送ると、柿谷がペナルティエリア内に抜け出した。だが、絶妙なタイミングでアプローチしていたスウォビィクがスーパーセーブ。前節の札幌戦でもチームを救った守護神がまたしても相手に立ちはだかった。

 すると後半8分、今度はFC東京に大きなチャンス。カウンターから抜け出した松木のスルーパスを永井が受け、ミドルレンジからシュートを狙うも、ランゲラックの手をかすめて左ポストに弾かれる。さらにこの跳ね返りを拾ったディエゴも左足で無人のゴールを狙ったが、これもクロスバーに当たり、2度続けて枠に嫌われる形で得点を逃した。

 名古屋は後半21分、途中出場の森下のクロスがFC東京ゴール前を強襲。大外に届いたボールを吉田が折り返したが、誰にも合わずに大きく流れた。その後はFC東京が相手を押し込み、名古屋がカウンターを狙うという構図。それでも最後までスコアは動かず、0-0の引き分けに終わった。

(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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