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ダービーで主力温存のアンチェロッティ監督「CL決勝に向けて取り組んでいる」

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主力を休ませたカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは8日、ラ・リーガ第35節でアトレティコ・マドリーの本拠地に乗り込み、0-1で敗れた。試合後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 前節に2シーズンぶり35度目の優勝を決めたレアルは、GKティボー・クルトワ、MFルカ・モドリッチ、FWカリム・ベンゼマ、FWビニシウス・ジュニオールをベンチに温存。前半40分にアトレティコのMFヤニック・カラスコに先制点を許すと、ゴールを奪えないまま0-1でタイムアップを迎えた。リーグ戦では6試合ぶりの黒星。連勝は5で止まった。

 アンチェロッティ監督は試合を分析する中で、主力温存は28日に控えるリバプールとのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝を見据えてのものだったと明かしている。

「この期間は叱責する時ではない。パスミスが多かったので、前半は満足することができなかった。この手の試合ではメンタル面が非常に重要だし、それが決定的な時もある。アトレティコにはその点でアドバンテージがあった。我々は勝ち点を必要としていなかったが、いい試合をやる必要があった。後半はより良いプレーができたが、我々は問題を避けるために疲れが溜まっている選手たちを休ませる必要があった」

「特に後半はいい試合だった。我々は引き分けに近づくことができたので、このまま続ける必要がある。問題を回避することを優先し、出場時間の少ない選手たちに出番を与えたんだ。今後の試合もそうなると思うし、木曜日(12日)は今日、出場時間の少なかった選手たちがプレーすることになるだろう」

 ラ・リーガは残り3試合。レアルは12日の第36節レバンテ戦、15日の第37節カディス戦、22日の第38節ベティス戦を経て、28日に欧州CLファイナルに臨む。

 指揮官は「28日に全員が出場できるようにすることを考え、それに向けて取り組んでいる」と述べ、「時間は十分あるし、このような試合を戦うのは自分たちにとって良いことだ。我々には全員を回復させ、最終的にいい形で決勝を迎えるチャンスがある」と語った。

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