beacon

横浜FC・山口新監督「こういう状況だからこそ、ワクワクしてやっていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 22日、J2横浜FCは、山口素弘新監督の就任会見を行った。開幕から3試合勝利のなかった横浜FCは、18日の0-3で敗れた第3節・千葉戦後に岸野靖之監督を解任し、クラブOBであり日本代表選手としてフランスW杯にも出場した山口}氏を新監督に迎えた。就任会見の席で山口新監督は「難しい状況だから呼ばれたのかなとポジティブに捉えています。こういう状況だからこそ、ワクワクしてやっていきたい。戦っていきたいと思います」と、前向きに語った。

 横浜FCでは05年から現役を引退する07年までの3年間プレーした。古巣での監督就任について「僕の選手としてのキャリアが始まったのも三ツ沢だったし、選手として終わったのも三ツ沢。監督としての第一歩(初戦)もありがたいことにホームの三ツ沢のようなので、そういう高揚感はあります」と話した。

 22日の午前中に練習を指揮し「選手が想像していたより(選手たちは)下を向いていなかった。ファイティングポーズを執っていたので、まだまだ戦えると思います」と、手応えも口にしている。また、どのようなスタイルのチームをつくるかについても言及した。「抽象的ですが、躍動感あふれるプレーをしてほしい。岸野前監督が走る力を付けてくれました。そこは僕のサッカーでもベースになるので助かりました。今のサッカーは守り切って勝つことは難しいですし、J2にもしっかりしたチームが多い。その中で相手より点を取って勝つサッカー。アバウトですが、そんな感じです」と語る。午前中の練習を終えた選手たちも、ボールを多く使う練習メニューを終え「楽しい」と口にした。

 厳しいスタートを切った横浜FC。山口監督自身も、オファーを受けた時に「まずは『早っ』という驚きがありました」と話す。だが、スタートダッシュに失敗したが、軌道修正できれば目標に掲げるJ1昇格も十分可能なタイミングでもある。「まずはチームスタッフ、選手を含めて、全員が同じ方向を向くようにしたい」と意気込みを語る若き指揮官の下、横浜FCがリスタートを切る。

TOP