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カペッロ氏が語るEURO2020「フランスは傲慢」印象を残った選手と失望した選手は?

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名将ファビオ・カペッロ

 名将ファビオ・カペッロ氏が5日付のイタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じ、EURO2020について見解を示した。

 新型コロナウイルスの影響により1年遅れで開催されているEURO2020。準決勝に進出したのは、イタリア、スペイン、イングランド、デンマークとなった。かつて2008年から2012年にかけてイングランドの指揮を執った経験を持つカペッロ氏は、ガレス・サウスゲートのチームを高く評価している。

「非常に良いチームだ。守備や中盤において注意深いプレーをし、団結したチームだ。セットプレーでは攻撃的で決定力を示すことができる。ウクライナ戦も2得点がセットプレーからで、ヘディングでのゴールも3得点あった。非常に好調のチームであることを頭に入れておきたい」

「イギリスらしくないプレー? サウスゲートは相手がボールを保持しているときにディフェンスラインを下げていても、結果を出せないと気付いたのだろう。現在は2人のセンターバックがボールを受けるFWにプレスをかけるようになった。失点していないのはメンタリティの変化の影響ともいえる。(ジョゼップ)グアルディオラから良いところを学び、すぐにボールを奪いに行くから失点しない。それに(ジョーダン)ピックフォードは足元の技術が上手く、これも武器になっている」

 続いてカペッロ氏は、今大会で最も印象に残った選手にイタリア代表MFジョルジーニョを選出。「スペインのペドリには驚かされた。18歳なのに30歳のようなプレーをしている。それからベルギーの(ジェレミー)ドクも気に入ったが、私はジョルジーニョを選ぶ。波がなく、高いレベルで並外れた継続性を示している」と述べた。

 一方、失望したトップ選手にはフランス代表FWキリアン・ムバッペを挙げた。カペッロ氏は、「クリスティアーノ・ロナウドは自分の仕事をこなしたが、ムバッペはPKを失敗して大会でのパフォーマンスはさらに酷いものになった。フランスは非常に傲慢であるように映った。謙虚さがなく、敗退につながった」と述べた。

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