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イングランド代表への差別投稿で4人が逮捕…捜査組織が警告「追跡し続ける」

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3選手を称えるマンチェスターの壁画

 EURO2020(欧州選手権)決勝の試合後、イングランド代表の選手に対して人種差別のSNS投稿が相次いでいた問題で、現地警察が4人の容疑者を逮捕したようだ。イギリス『インデペンデント』紙が伝えている。

 イングランドは今月11日に行われたEURO2020決勝戦でイタリア代表に敗戦。試合後、PKを失敗したFWマーカス・ラッシュフォード、FWジェイドン・サンチョ、FWブカヨ・サカら選手たちに対し、FacebookやTwitter、Instagram上で人種差別的な投稿が次々に行われていた。

 この問題に対しては、警察官らによって構成された民間組織である英国フットボール警察部隊が捜査を実施。トップを務めるマーク・ロバーツ氏によると、数十のデータがソーシャルメディア企業に提出された結果、地元警察によって4人が逮捕されたという。

 ロバーツ氏は「われわれの選手を狙った人種的虐待は邪悪なものであり、全国の人々に大きな衝撃を与えた」としつつ、「イングランドチームは真のロールモデルであり、プロ意識と尊厳を持って行動している」と強調。その上で「行為者を特定するための作業は続いている。ソーシャルメディアプラットフォームと緊密に連携しており、必要なデータも提供されている。あなたがこの犯罪の裏にいると特定された場合、われわれはあなたを追跡し続け、あなたが行った恥ずべき行動の深刻な結果に直面することになるだろう」と警告している。

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