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[OAC]粘る湘南を下した名古屋も5大会連続の決勝進出

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 オーシャンアリーナ杯2012は準決勝の2試合を25日に行い、名古屋オーシャンズが7-4で湘南ベルマーレ(Fリーグ)に勝利。決勝では5大会連続で大阪-名古屋のカードが実現することとなった。

 試合が動いたのは前半4分だった。名古屋のFPリカルジーニョが左サイドから折り返したボールを、湘南のFPボラが自ゴールに押し込んでしまう形になり、名古屋に先制点が入る。しかし、湘南も1分後にはボラの突破からFP藤井健太が今シーズン公式戦初ゴールを挙げて、同点に追い付いた。

 追いつかれた名古屋だが、慌てることなく得点を重ねて行く。前半9分にはキックインからFP渡邉知晃がゴールを決めて再びリードを奪うと、同11分にはFP吉川智貴、同12分にはFP北原亘が次々と加点する。前に出ようとする湘南に付け入る隙を与えない名古屋が、速攻から得点を重ねていく。前半終了間際の18分、19分にもエースのFP森岡薫が2点を挙げ、6-1と大量リードを得て前半を折り返す。

 前回対戦となったFリーグ2節の試合(4-2で名古屋が勝利)では、湘南が後半に盛り返したが、この試合でも同じような展開となる。後半2分、同3分とボラが立て続けに得点を決めて2点を返すと、同10分には藤井も、この日2点目のゴールを決めて4-6と名古屋に迫った。

 両チーム、一進一退の攻防を見せる中で、徐々に残り時間は短くなっていく。同点に追い付きたい湘南は、残り3分でタイムアウトを取り、ボール保持時にはFPをGKにしたパワープレーでゴールを目指す。しかし残り1分、名古屋の速攻に対応しようとしたGK冨田祐耶がPA外で手を使ってしまい、退場となる。試合終了間際には数的優位を生かしてリカルジーニョが得点を挙げ、名古屋が粘る湘南を下して5大会連続の決勝進出を果たした。

湘南ベルマーレ 4-7 名古屋オーシャンズ
[湘]藤井健太2(5分、30分)、ボラ2(22分、23分)
[名]オウンゴール(4分)、渡邉知晃(9分)、吉川智貴(11分)、北原亘(12分)、森岡薫2(18分、19分)、リカルジーニョ(40分)

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