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[選手権]“ダブルブルドーザー”以来の全国へ臨む滝川二「一戦一戦大事に」

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 滝川二(兵庫)はFW樋口寛規(現岐阜)とFW浜口孝太(現青山学院大)との強力2トップ、“ダブルブルドーザー”を擁して全国制覇して以来2年ぶりの全国大会出場。今年は全国高校総体予選では準々決勝で敗れ、プリンスリーグ関西1部では最下位と苦しい1年を過ごしてきた。だが今大会の県予選では3回戦の関西学院戦、準々決勝の三田戦と2度の延長戦を突破するなど勝負強さを発揮して全国大会へ駒を進めてきた。 

 ただ、DF佐々木慎太郎やMF高畑智也(ともに3年)、そして世界的なスカウトプロジェクト、ナイキ「THE CHANCE」で世界最終16名に名を連ねた逸材MF木下稜介(3年)ら好タレントを擁するだけに全国大会で再び躍進する可能性は十分。MF太田皐介(3年)は山形中央(山形)戦から始まる全国大会へ向けて「ボクたちはセットプレーとサイド攻撃には絶対の自信を持っています。最終的な目標は全国制覇なんですけど、県大会と一緒で一戦一戦大事に戦っていきたいと思います」。苦しい1年を乗り越えてきた関西の雄は、勢いに乗って頂点まで上り詰めた2年前のように再び全国でその力を発揮する。

[写真]滝川二・太田主将

(取材・文 吉田太郎)
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