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ロングシュート弾連発!スーパールーキーも90+4分から2発! 名門徳島商、V4狙う徳島市立破って11年ぶり40回目の全国へ

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徳島商高が11年ぶり40回目の全国へ(写真は準決勝の先発メンバー)

 第100回全国高校サッカー選手権徳島県予選は13日、決勝戦を行い、徳島商高が11年ぶり40回目の全国出場を決めた。4連覇を狙った徳島市立高との伝統の一戦に4-1で勝利。新人戦、インターハイといずれも0-2で敗れた相手に最後の最後にリベンジを果たした。

 創部100周年の名門徳島商が第100回大会への切符を掴んだ。まずは前半12分、左サイドでスローインを受けたFW守岡樹希也(3年)が倒され、ゴールから約35mの位置でFKを獲得すると、MF大坪永遠(2年)がゴール前に力強いキックを供給。ボールはニアサイドに飛び込んだ味方には合わなかったが、相手守備陣の網もすり抜け、そのままゴールマウスに吸い込まれた。

 1点を先行した徳島商はさらに前半15分、高い位置で相手のパスを奪った守岡がゴール方向に持ち出し、ゴールから30m以上離れた場所から力を込めて右足一閃。鋭く曲がったボールがゴール左上に突き刺さり、エースのスーパーゴールで2点差とした。

 4連覇に向けて苦しいスタートとなった徳島市立はなんとか反撃を狙うも、4-4-1-1で統率の取れた守備ブロックを敷く徳島商をなかなか崩し切れない。それでも後半21分、右サイドを突破したFW笠原颯太(2年)のクロスにFW林秀太(2年)が頭で合わせ、完璧なヘディングシュートで1点を返した。

 そのまま2-1でアディショナルタイムへ。徳島市立は攻撃的な選手を次々に投入し、ボールを繋ぎながらもパワフルに前進する猛攻で同点を狙った。

 しかし、最後に主役となったのは徳島商の快速スーパールーキーだった。後半アディショナルタイム4分、エリア外に飛び出した相手GKのパスミスを拾ったMF冨士村優(1年)が30m級のループシュートで追加点。さらに同6分、徳島商はカウンターから右サイドを崩すと、折り返しに再び冨士村が決め、4-1で試合を締めた。

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