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選手権に「ひらやまそうた」が帰ってくるか…佐賀商FW平山颯汰「“第2のひらやまそうた”と言われるように」

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佐賀商のFW平山颯汰

[11.6 選手権佐賀県予選準決勝 佐賀東0-2佐賀商 鹿島市陸上競技場]

 佐賀商高は準決勝で佐賀東高を2-0で破って決勝に進出。後半27分までの出場となったFW平山颯汰(2年)は「決勝では自分が2点、3点を取って、3年生を全国に連れていきたい」と威勢良く語った。

 高校選手権に「ひらやまそうた」の名前が帰ってくるかもしれない。“元祖”はもちろん、日本高校サッカー史に名を残す元日本代表の平山相太氏。高校選手権2年連続得点王、3年間で決めた通算17得点は今も破られない伝説的な記録になっている。

 現在37歳の平山氏が高校生だったころは20年前。当然、今の高校生がリアルタイムで観ているはずがない。ただ平山相太の存在は知っている。「スーパープレー集とかでよく見ます」。便利な時代。今はスマホ一つあれば、簡単に伝説に触れることができる。

「ひらやまそうた」という名前は、意識して付けられたものではないという。「たまたまだったと思う。親は野球やゴルフばっかりで…。自分がたまたまサッカーを選んでしまいました」。しかし平山氏には届かないが、平山も182cmの高身長。プレー面で参考にしたいことも多く、「胸トラップとか上手い印象があるので、自分も武器にしていきたい」と目を光らせる。

 今季のチームでも背番号9を背負い、2年生のキャプテンも任されているという中心選手。名前に対するプレッシャーも全くないという。「第2のひらやまそうたと言われるように、全国大会に出たい。そのためにも(13日の)決勝は自分が決めて、みんなを全国に連れていきたいです」。平山颯汰がその実力を見せつける。

(取材・文 児玉幸洋)
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