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[MOM4170]佐野日大FW中埜信吾(3年)_「ゴールを決めるなんて思ってもみなかった」夢舞台で値千金の後半AT決勝弾!!

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決勝点を奪った佐野日大高FW中埜信吾(3年=9番)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[12.31 全国高校選手権2回戦 佐野日大高 1-0 奈良育英高 味フィ西]

 最後の最後、きっちりと指揮官の期待に応えた。佐野日大高に勝利をもたらしたFW中埜信吾(3年)は「決め切れて良かった」と振り返った。

 ベンチスタートとなった中埜。チームは前半、押し込みながらも粘り強く対応する奈良育英ゴールをこじ開けられず。0-0のままハーフタイムを迎えると、早くも出番が訪れる。海老沼秀樹監督から「フィジカルに強い選手。しっかりボールキープして仲間に渡し、ゴール前で泥臭くシュートを狙える」との期待を受け、後半開始からピッチへと送り込まれた。

 いきなりチャンスは訪れた。後半9分、MF吉岡汰斗(3年)が蹴り出したFKから決定的なダイビングヘッドを放つ。しかし、奈良育英GK伊藤圭介(3年)の守備範囲に飛んでしまい、ネットを揺らすには至らなかった。

「ビッグチャンスだった。決め切れなかったときは、今日は大丈夫かなとも思ったけど、絶対に2、3回はチャンスが来ると思ったので、『次、決めよう』と切り替えた」。その後も果敢にフィニッシュを狙い、40分の出場ながらも、両チーム最多の4本のシュートを記録。そして、その4本目のシュートをゴールへと結び付けた。

 左サイドからMF向井俊貴(3年)が蹴り出したFKは伊藤にパンチングされるが、こぼれ球に反応したFWヒアゴンフランシス琉生(3年)がシュートを放つ。「ヒアゴン選手のシュートがたまたま自分ところにきた」。コース上にいた中埜は巧みに右足で合わせてネットを揺らした。

 後半アディショナルタイム、土壇場で生まれた値千金弾。「全国大会に出るのが夢だったし、ゴールを決めるなんて正直、思ってもみなかった。決め切れて本当に良かった」。チームを3回戦へと導いた男は白い歯を見せた。
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(取材・文 折戸岳彦)


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