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今日は勝負を決める5人目のPKキッカー、青森山田FW米谷壮史は逆転得点王にも意気込み「最後に自分が勝たせられるように」

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(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.6 選手権準決勝 市立船橋高 1-1(PK2-4)青森山田高 国立]

 スタジアム中の視線を一点に集めても、全く動じることはなかった。決めれば青森山田高(青森)の決勝進出が決まる5人目で蹴ったPKを、FW米谷壮史(3年)がゴール左隅に蹴り込んで、歓喜の輪を作った。

 今大会は初戦の飯塚高戦でもPK戦があった青森山田だが、米谷はPKを蹴っていなかった。足をつらせていたためにキッカーを回避していたが、この日は勝負を決めることになる5人目に任命されていた。

「コースはボールを持って歩いているときに決めました。今日は体がつっていなかったので、蹴ることが出来たし、(コースも)迷いはなかったです」

 2年ぶりの頂点まであと一つとなった。現在4得点の米谷は得点ランキング2位。5得点で1位のFW郡司璃来(市立船橋)を敗退に追いやったことで、逆転得点王の獲得も可能となった。米谷も「チームに貢献できる走りで前線からの守備でチームを引っ張りたい」と話すと、「最後に自分がチームを勝たせられるように頑張りたいです」と力強く意気込んだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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