beacon

ヨルダン指揮官が香川のマンU移籍を祝福、「彼はアジアの誇り」

このエントリーをはてなブックマークに追加
「彼はアジアの誇りだ。私もうれしい」。ヨルダンのアドナン・ハマド監督が香川真司(ドルトムト)のマンチェスター・ユナイテッド入りを祝福した。

 W杯最終予選前日の公式会見の席。日本のエースについて質問された指揮官は意外なほどのリラックスムードでこう言った。

「香川が優秀な選手だということは分かっているし、とてもうれしい。彼はアジアサッカーの誇りだ。日本には素晴らしい選手がいる。彼がマンUに移籍することは不思議なことではない」

 嫌な顔一つせずにライバル国のエースを持ち上げた背景には、日本に対してある程度の自信を持っていることがうかがえる。ヨルダンは04年と昨年のアジア杯で日本と対戦し、90分ではいずれも負けていないうえ、アドナン・ハマド監督自身も「日本とはいつも気持ちよく戦えている」と言う。

 昨年のアジア杯ではグループリーグ初戦で対戦し、後半ロスタイムまで1-0でリードしていた。最後の最後に吉田麻也にゴールを許して引き分けに終わったが、「日本の選手のことはよく知っている。特徴もよく知っている」と不敵だ。場合によっては引き分け狙いもあるはず。香川への“リスペクト”が試合にどのような影響をもたらすか。

(取材・文 矢内由美子)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP