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日本vsUAE 公式練習後の選手コメント

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 新潟合宿中の日本代表は5日、東北電力ビッグスワンスタジアムで公式練習を行い、6日のキリンチャレンジ杯・UAE戦に向け最終調整した。右足首痛のDF長友佑都(インテル)は前日4日に続いて別メニュー調整となった。

以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(マンチェスター・U)
―仮想イラクになる?
「うまい選手がいる。この暑さの中でもしっかりいかないときついと思う」
―ベネズエラ戦では「親善試合の雰囲気になってしまった」と話していたが?
「こないだの試合は試合の雰囲気もそうなってしまったし、もう一回気を引き締めて最終予選に行かないといけない。メンタル的なところが大事になってくる。今はそのための調整をしている」
―チームでもトップ下をやっている。代表でもやりたいという気持ちは?
「もちろんやりたいという気持ちは常に持っているけど、それを言ってもしょうがない。与えられたポジションでしっかり結果を出したい」
―相手は引いてくるだろう。
「DFが引いた状況の多い中、(相手の)ボランチのあたりでポジションチェンジしても相手は怖くない。ボランチとCBの間でポジションチェンジできればいいのかなと思う」
―サイドハーフには守備で走ることも要求されるが?
「サイドは戻らないといけない。ただ、それは宿命だから、しっかり守りたい」
―本田選手とはポジションチェンジについて話している?
「具体的なことは何も話していない。試合をやりながら質を上げて有効なプレーをしていきたい」
―スコールズから「ポジショニングがいい」と言われていたが?
「ポジションも違うので、そこでの評価は難しい。評価しづらい。ただ、ボランチでやるときも常になるべく高い位置でボールを受けることを意識している。でも(マンチェスター・Uは)長い年月をかけてチームがつくられている。代表は違うので難しい。ただ、それはしょうがない」

●FW原口元気(浦和)
「結構調子はいいので、サッカーをやっていて、今は楽しいです」
―チームでは1トップだが、ここではサイドになる?
「もともと自分が一番力を発揮しやすいポジションなので、ちょっと頭を切り換えればできる。問題ないです」
―1トップで出る可能性は?
「(練習では)ずっとサイドなので、1トップは絶対にないと思いますけど」
―同じサイドでも、監督によって多少違いがあるが?
「何回も呼ばれているので、やること、チームの攻め方は分かっています。問題ないです。ウイングなら、どういうやりかたでも問題ないです。1トップももうできるようになっているので、そこをやれと言われても問題ないです」
―1トップをやっていることで、サイドでのプレーの際に生かせることは?
「いや、特にないですね。もちろん1トップをできるようになったのはいいことですが、特に今回代表でプラスになるということはない。一生懸命やっているということくらいですかね。でも、コンディションもいいですし、チームのために走るということはミシャ監督から学んでいるので、そういうところはいけると思います」
―頻繁に招集されてきたが、出場となれば久々だが?
「1年ぶりくらいなので出たいですね。出たらコンディションはいいので、チャンスはつくれるかなと思います」
―今まで呼ばれても出番のないことが多かった。フラストレーションは?
「ないです。毎回呼ばれるたびに収穫がありましたから。その積み重ねのおかげでやることを理解できているというのもあるので、それは忘れたくないです。呼ばれていたのに、あいつ何も理解していないなと思われるのはイヤ。呼ばれてこれだけ指導を受けているのだから、パッと出てもできるのだというところを見せたいです」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―所属チームでは試合に出れていない状況で迎えるが?
「試合に出ていないという部分では皆さんが心配してくれるのも分かりますけど、プロで11年やってきて、試合に出ていないときもあった。そういうときの一発目の試合は試合勘が多少ずれることもあるけど、そこは経験でカバーしないといけない。代表は調整の場ではないし、結果を出さないといけない。結果を出さないと選ばれないところだし、そこは自分の中でクリア」
―監督は「フル出場してほしい」と言っていたが?
「90分やるつもりでいるし、やれる自信もある」

●DF長友佑都(インテル)
―右足首の状態は?
「かなり状態はよくなっているけど、DFラインをできる選手は他にもいるので、今日はリスクを冒すことはないと思って別でやった」
―明日の試合は?
「明日は監督が決めるので分からない。できる状態だとは思うけど、監督が決めることなので」

●DF酒井高徳(シュツットガルト)
「明日までしっかり準備したい。久しぶりに新潟に来て、今日も楽しく練習できたし、懐かしい感じを味わいながら練習した。もしピッチに立てることがあるなら、自分がドイツに行ってからのプレーと、ビッグスワンでやっていたときとを比べてもらって、成長した姿を見てもらいたい」
―地元での代表戦となるが?
「両親、友達は来ているだろうし、そういう人たちに見せられたらいい」
―どういう変化を見せたい?
「いろんなサッカーの仕方があるけど、その中で自分を出していかないといけない。ただ、共通して出せたのはアグレッシブなところ。新潟のときよりも迫力、スピード感は変わっていると思う。味方は変わるけど、生かされながら自分のいいところを出したい」
―一番自信をつけた部分は?
「チームの中で、自分がしっかりつなぐように言われているし、つなぎの部分は自信がついた。それから前に行ったときの攻撃のアイデア、クロスはだいぶ自信がついた。もちろん、もっと精度を上げないといけないけど、新潟にいたときよりは伸びたと思う」

●DF酒井宏樹(ハノーファー)
「準備するだけなので。足首は大丈夫。試合ができるくらいに治ってきているので、問題ないんじゃないかと思う」
―痛みは?
「痛みはあると言えばあるけど、痛みを抱えながら試合をする選手はいるので、別に問題ない。ピッチに立ったらケガは関係ない」
―ドイツにいって糧になったものは?
「日本にいるときと違って、まだ監督の前でプレーしたのは1回だけなので。今は出る時間が限られている中でいかに自分を出すかというのが糧になっている。代表でも最初から出るのか、途中から出るのか分からないけど、常に出るイメージを持っていないとダメだというのは向こうに行って学んだ」
―DFラインはメンバーが変わるが、連係面の不安は?
「連係に関しても、その日の調子による部分もあるので分からないけど、普段の練習で一緒にやっているので、そこまで問題ないと思う」
―長距離移動の疲れは?
「睡眠時間はすごい取れているので問題ないと思う。今日やった感じでも、動けていた」
―ドイツで練習して、日本にいたときと変わった部分は?
「球際に速いし、速さが半端ないので、判断が速くなったと思うけど、基本的にやることは変わらない。やってはいけないプレーも同じ。ちょっと舞台が大きくなっただけだと思う」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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