beacon

フランスと真っ向勝負誓う遠藤、「最低でもボール支配率を五分五分に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 欧州遠征中の日本代表は10日、パリ郊外で練習を行った。12日のフランス戦に向け、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)が右ふくらはぎ痛で出場が危ぶまれているが、MF遠藤保仁(G大阪)は「(本田が)いない時期もあったし、間に合わなかったら間に合わなかったで、やることは変わらない」と不安を一蹴した。

「選手が代われば特長は多少変わるけど、チームとしての戦い方は変わらない。代わりに入る選手にも特長はある」。そう強調するザックジャパンの司令塔は敵地でのフランス戦を「予選みたいに絶対に負けられない試合ではない。いろんなことにチャレンジできる試合」と位置付ける。

「アウェーであれ、ボール支配率を極力高めて、自分たちの時間を増やしたい。最低でも(ボール支配率を)五分五分に持っていきたい。ラインも今までどおり高くやっていきたいし、ベタ引きはあまりしたくない」。これまでやってきた自分たちのサッカーがどこまで通用するか。まずは現時点での日本の立ち位置を見極めるつもりだ。

「アウェーでこれだけいいチームとやれるのは今までなかなかなかったし、ザックジャパンになってからはほぼ初めて。今までやってきたことをしっかり出すことが大事」。そのうえで「普通にやって、できなかったらできなかったで考えればいい」と指摘した。いつもと変わらず、冷静に飄々と話す遠藤。その言葉には、今のチームに対する確かな自信もうかがえた。

(取材・文 西山紘平)

TOP