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2か月ぶり復帰の岡崎「ケガで代表を離れているときは寂しかった」

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 あふれる情熱をオマーン戦にぶつける。左足親指骨折で10月の欧州遠征の代表メンバーから漏れていたFW岡崎慎司(シュツットガルト)が、14日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(マスカット)でゴールを挙げ、勝利に貢献することを誓った。

「ケガをしているときは代表に行けず、寂しかった。サッカーに飢えているし、代表としてプレーすることを誇りに思う」

 夕刻でも気温は約30度。ドイツと比べて20度以上高い灼熱のピッチでの公式練習を終えた岡崎の口調には、蒸し暑さ以上の“熱さ”があった。

 オマーンとは相性がいい。6月3日のW杯最終予選初戦。埼玉スタジアムでの試合ではチームの3点目を決め、勝ち点3と得失点差でのアドバンテージという2つの貢献をした。

「オマーンはパワーがあるイメージだし、6月はまだエンジンがかかっていなかったようだけど、裏を取ったり、サイドとのコンビで攻撃のバリエーションを見せることができれば大丈夫だと思う。自分自身、6月のオマーン戦以来、(代表では)点を取っていないので、ここでまた点を取っていきたい。先制点が鍵になると思うので、僕が取って勢いをつけたい」。話すそばから意気込みがどんどん具体的になる。

 危惧していた暑さがさほどひどくなかったことも、表情を明るくさせているようだ。

「思ったほど体もきつくなかった。いいコンディションで調整できた。想像していたより涼しい」と笑顔を浮かべた岡崎。勝てばW杯王手となる試合でチームを勝利に導くゴールを決めるつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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