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「大きな飛躍」を誓うザック、新戦力の台頭にも期待

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が日本サッカー協会(JFA)の公式サイトで連載している手記を更新し、2013年の抱負を語っている。

 早ければ3月のヨルダン戦で5大会連続のW杯出場を決めるザックジャパン。6月にはコンフェデレーションズ杯も控えており、ザッケローニ監督も「大きな飛躍の年にしなければいけない。より高いレベルに成長させるために、今年を有効に使っていきたい」とチーム強化に意気込んでいる。

 また、メンバー編成についても言及。チームの軸となるセンターラインの選手については変えるつもりはないと話すが、一方で新戦力の台頭も期待している。

「就任以来、私はチームの幹にあたるセンターラインの選手を頻繁に変えることはしてきませんでした。代表チームに限らない、クラブでも、それは私のチーム作りのポリシーであります。人間と同じく強い背骨、軸を作ることはチームの基本です。かといって、現行のメンバー、現行のシステム、現行の戦法でブラジル本大会も戦うと決めているわけではありません。今は出場機会が少ないメンバー、今は一度も代表に呼ばれたことのないメンバーにもブラジル行きの飛行機に乗れる可能性はあります」

「ブラジルの本大会まで絶対のレギュラーなど作る気はありません。そういうチョイスを選手は私に与えてくれなければなりません。ベースはクラブでの活躍です。クラブでのパフォーマンスがあってこその代表ですから。正確に、積極的に、継続的に自分の良さを見せてほしいと思います」

「これは何も若い選手向けのメッセージではありません。日本の内外でプレーする、あらゆる層の選手を対象にしたメッセージです。能力のある人間、コンディションの伴った人間、チームのコンセプトを理解できる人間、向上心を持っている人間、グループ全体の力を強めることでチームは伸びていきますからそれに見合う人間…。そういう選手がどんどん出てきてほしい。それが私の新年の願い、といえるかもしれません」

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