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岡崎は地元でのゴールを誓う

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 国内組と同じ8人という一大勢力を誇るブンデスリーガ勢。ドイツに渡って3年目となったFW岡崎慎司(シュツットガルト)が、ラトビア戦を心待ちにした。

「この試合は神戸でできるので本当にうれしい。いろいろな人が見てくれると思うので、気持ちの入ったプレーを見せたい」。兵庫県宝塚市生まれで神戸市の滝川二高出身の岡崎は、力を込めて言った。

 日本代表が神戸で試合を行うのは、11年10月7日のベトナムとの親善試合以来となる。ただし、そのときの岡崎はザックジャパンの一員として帯同していたものの、練習中に右膝に違和感を覚えて試合を欠場している。

 ところが、ベトナム戦の4日後に大阪・長居スタジアムで行われたW杯アジア3次予選・タジキスタン戦では2得点と大暴れ。今回は11年に果たせなかった地元・神戸でのゴールをだれもが期待している。

「W杯出場を目指しての1年、W杯(本大会)で結果を出すための1年が始まるぞというのを見せたい。W杯で結果を出すには個人の能力を伸ばしていくこと。みんなが上がっていけばチームとしても上がっていく。そのためにも今回はここでゴールを目指し、チームとして勝ちたい」

 ブンデスリーガでは今季はまだ1ゴールだが、ELで2得点、国内カップ戦でも1得点を挙げており、ドイツ移籍組の課題でもある「出場機会」に関してはコンスタントにつかんでいる。地元で上昇気流に乗り、ブラジルでのW杯へ。岡崎は突き進む。

(取材・文 矢内由美子)

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